2023/08/15(火)不調とフォームと厚底と
夢とバッハとカフェインと
膝が痛い。左脚の動きが悪いのは長期的な課題なんだけど、それにしても痛い。膝が痛むのには色々な原因があるけれど、今回は腸脛靭帯っぽいので荷重が掛かる瞬間に膝を屈曲させてしまっているんだと考えた。
そんなに沈み込んでいる感覚はない。むしろこれ以上膝を伸ばしていると右足とのバランスが取れない。伸ばしているけど接地の瞬間に沈み込んでしまうほど筋力が衰えている?そんな事ある?
普段はナイキのフリーシリーズばかり履いているんだけど、ある日リアクトマイラー2を履いてジョグに出かけた。このシューズの反発をもらうのはフリーランで走るのとはちょっと感覚が異なる。明確に反発をもらえる分、接地に対してシビアな意識が必要かもしれない。
厚底で気づいたのが、左脚はむしろ固定しよう、曲げないようにしようという意識が強すぎて突っ張りすぎていたようだ、という事。ジョグの終盤や走り終わったあとに膝の痛みがでる事もなかった。
たまに厚底で走るのもまた、フォームを整えるには良いみたいだ。そう言えばペガサスターボが安くなっているのを見かけるようになったので、一足手に入れておいても良いかもしれない。という口実を手に入れました。
2023/07/30(日)BCAAは効率の良いエネルギー源であるらしい
アミノ酸にせよ脂質にせよ、エネルギー回路に入るときはアセチルCoAとしてTCA回路に入ってすぐにミトコンドリアの電子伝達系に入っていく。これは解糖系の後段の回路。
「BCAAは乳酸を生成しないので効率がいいんですよ」解糖系の爆発力があったうえで乳酸を生成しないならな。BCAAは解糖系を通らずただの有酸素エネルギーになるんだ。乳酸が出るわけ無いんだ。んで、当たり前なんだがアミノ酸を糖新生に使うとアミノ基が遊離してアンモニアが生成されて無害化するために尿素回路が働く。その尿素は単純に排泄する。これ、負荷でしか無いんだ。
乳酸は筋肉中から血流にのって回収され、肝臓でグリコーゲンとして再生されて再び解糖系の爆発力を発揮する。つまり、乳酸 <-> 糖質 としてリサイクルされて体内を巡る。
効率が良いのは炭水化物でしかねぇな。
何らかの影響力を発揮しようとする前に企業として監査機構を働かせないと、嘘大げさ紛らわしい金のために嘘をつく自己顕示欲のために市民アスリートを見下す奴らが徒党を組んでる企業として見られてしまうよ。
2023/06/15(木)Youtube動画について私見
ちょうど昨日同じ事を考えていた。
噛み付いているコメントが興味深い。
股関節内旋で間違いない。外転筋で動かして内転筋で支えてる。外旋筋?はよくわからないけど。さらに元コメントを混乱させる事実が、動画内でも触れられているけど拇指球に踏み込む。股関節内旋だし、拇指球側、つまり内側に荷重を寄せる事になる。
過回内を防ぐための解説だけど字面だけで考えると過回内しようとしているかのようにすら受け止められる。
字面だけじゃなく、自分の体で試して、その結果どんな反応が返ってきたのかを自分の体と頭で噛み砕かないと情報に振り回されてしまう好例だと思った。
自分の感覚ではこの動きによって秒でアーチが上がる事はなくて、アーチを上げておかないと中足骨のダメージが大きい。なのでMTP関節の巻き上げを意識してアーチで衝撃を吸収できるようにする必要がある。
股関節の動きはこちらのドリルが良いんじゃないかと思った。
2023/05/29(月)30km走の重要性と機会
フルマラソンに臨む際に30km走は必要か、というのはよくある疑問で、議論に発展している事もある。そんな30km走について思った事。
フルマラソンで目指す記録があるのなら30km走はやるべき、というのが自分の中での結論。脚作りのためよりも、完走できるペースを予測するために走る。 30km をレースペースで走ったときの自分の疲労度合いからそのペースで 42.195kmを走れるかどうかの予測を立てる事ができる。
昨シーズンはフルマラソン 2時間50分を目標にして悉く失敗レースを重ねたけれど、シーズンが終わってから 30k を走ったときにそんな実力はなかった事に気がついた。本当はシーズン前に実力を予測しておくべきだったんだけど。
東京都北区赤羽マラソン が良かった。毎月開催されているので、都合が合わない月があっても他の月に出走できる。
残りは個人的な振り返り
自分は、昨シーズンのフルマラソンは全て失敗したけれど、ハーフまでのレースは悉く成功だった。大成功だった。ハーフまでのレースが成功したおかげでペースを見誤った。5000m は 16:23 で走った。ガチゆる走のような時短トレーニングも余裕を持ってこなせた事で調子に乗った。フルマラソンの目標タイムを 2:50に定めた。4:01/km ペースで走る事になる。このとき、4:01/kmで 42.195kmを走りきれるのかという根拠はまるで無かった。でも調子乗っていたので目標に据えた。
フルマラソンシーズンに入るまでに、ロング走はほぼしていなかった。マラニックで休み休みのんびり走ったくらい。
初戦の横浜マラソンは 3:40/km で突っ込んだ。33km まで 4:01/kmより速いペースを保ったのは大したものだけど、38kmで脚は完全に止まった。
その数日後、PBアシストハーフマラソンを走った。4:00/km で 15km まで走り、残り 5km を 3:45/km で走った。このハーフマラソンが反省すべき点を見失わせた。2:50で走れるハズだと根拠のない自信を掻き立てた。
つくばマラソン。4:00/km を守る事を心掛けた。30kmで脚が尽きた。
湘南国際マラソン。完全に不調。4:30/kmで走る事にしたが33kmで脚が尽きた。
不調から抜け出して、春になり、東京都北区赤羽マラソンのスリークォーターの部(31.64625km)を2回走った。結果は 2:08(4:02/km) と 2:04(3:56/km)。トータルのタイムや順位よりも、一定ペースで走り切る事、フォームを崩さない事に重点を置いて走った。飛ばしすぎず、後半落ちることもなく上出来。フルマラソンなら更に 10.5km あるが走れるのか、といえば無理だろうという体感を得られた。つまり、2:50でフルマラソンを走る実力はない。
という事で、30kmをレースペースで走って疲労度合いを体感する事は大事だと思った。特にスピードタイプに分類される人は気を付けたほうが良いと思う。
自分の各距離ごとの成績は、標準的な V.O2 Max の表に当てはめると 3000m, Half, Full と距離が伸びるごtにV.O2 Max が2ずつ落ちた記録になっている。スピードタイプに分類されるんだろう。こういう人は V.O2 Max の値よりも、実際に距離を踏む事を厭わないことが大事だと思う。スピード走からのペース走という時短トレーニングも実力より高いレベルでこなせてしまう気がする。自分はそう。
1000m | 3000m | 5000m | Half | Full |
---|---|---|---|---|
3:01 | 9:45 | 16:23 | 1:19:09 | 2:58:21 |
2023/05/22(月)また又・ぬけぬけ病
ふと、以前から気づいていたはずの意識が薄れていた事に気がついた。
接地の荷重は脛骨を通る範囲で受け止めなければいけない。
かかとから路面を捉えに行く、とか接地を身体の真下に引き込む、とか実は字面が示す動きがなんなのか曖昧なんだけど、脛骨にまっすぐ荷重をかける、と表現するとわかりやすい。字面ではわかりにくそうだけど、意識して動いてみると間違いが起きにくい。股関節を使えている疲労があり、ぬけぬけ病の頃のように痛みが出る事はない。
衝撃は強く返ってくるので、MTP関節の背屈や足底筋膜の使い方、股関節を使った衝撃の吸収ができていないとつらいかもしれない。