2012/05/23(水)下取りの弾になるはずが

最近、Morris S92IIIの評価が変わってきた。
まず音色について。
塗装が薄くてボディが軽いせいか、他の要因があるのか、音が生々しい。ポワーンという「豊かな鳴り」とはまた違う、チリーンとしたいい鳴りがある。1,2弦が際立ってよい。これは結構好きかも、と思うようになった。
さらに、Gのデッドポイントが最近ちょっと許容範囲内に収まってきた気がする。今でも気になる程度には影響があるんだけど、以前は許容範囲とかそういう次元じゃなかった。もうしばらくしたらさらに収まるかも?

フィジカルについて。
ナット幅が44.5mm,Rは多分400かちょい下くらい。フィンガーにもコードワークにも弾きやすい。

対してFurch。
いわゆるポワーンというふくよかな鳴り、という部分ではこちらが段違いに出る。しかもタイトなのでボヤけた音じゃない。非常によいギター。エッジがないというわけでもなく、高音弦もパィんと際立ってる。
で、F#のデッドポイントが結構目立ち始めた。Morrisと比べると、6弦以外ではそれほどは目立たないけど、6弦でかなり目立つので使いにくい。
Furchの方が上品な音なんだけど、パワーもこちらが段違いにある。ぐわっと来る。

フィジカルについて。
ナット幅が45mm、Rは多分400以上でかなりフラット。
フィンガーでは弾きやすいんだけど、コードワークだとメチャクチャ疲れる。


デッドポイントが許容範囲であるならMorrisの音も捨てがたい。こいつを下取りに出してさらに上のギターを入手する予定でいたんだけど、悩ましい事態になってきた。
ナット幅が43mmくらいのギターが欲しい。

最近気になるギター。
C.F.Martin OMC-18 Custom Dolphin Guitars
アディロンもいいけど、むしろソロだからこそバチーンとくるアタックやパワーよりもイングルマンのファア~ッと広がる音もいいんじゃないかと。名前入りのカスタムだからか、ものすごくお買い得な値段なのも気になる。見た目がシンプルなのも好み。恵比寿店じゃないので試奏は出来てない。