2023/09/17(日)高反発シューズで走ると平気

膝の痛みが出るので10km走れるかすら微妙だったけど、光明が見えたかも。

高反発シューズで 3:45/km以上の気持ちで走ると平気。速いから、というより効率よく速く走るために膝を前に伸ばさなくなるので負担が減るみたい。

ゆっくり走るときも膝を伸ばさなければいい、と思うけど当然意識しているけれどうまく動かない。

高反発シューズで走ると、接地に荷重が乗り切っていないと不安定だし反発も返ってこない。正しく乗り込めているかがわかりやすい。なので速いけど膝の負担が少ない動きに自然となるんだと思われる。(※個人の感想です。自分の体はそう反応する)

高反発シューズは最初に手に入れたヴェイパー、フルマラソンには使えないアディオスプロ3、気に入りすぎて2足持っている5280がある。せっかくだから履かないともったいないけど、普段はほぼ履かない。この機会に履いていこう。

動きに慣れたらジョグでも正しく走れるようになるかな?

2023/07/27(木)Freerun NN

ひっそりと2023版のフリーランが出ました。

ナイキ フリー ラン NN

2021版がベアフットシューズからかなり離れた感触だったけど、2023版はもっと離れた感触。 2021版は、第一印象がふわふわした接地で柔らかいんだけど路面の小石を踏むと足裏に直接刺さる感じで、全然やさしくなかった。保護しないんだけど無駄に沈む。前後左右の屈曲の自由度は過去最高だったので、硬いものがないような芝生や草むらでは実はベアフットシューズ的な効果は高かった。

2023版は 2021版と2019版の間を取った感じ。 2019版のようなカチコチなソールではないけど、2021版のようにふわふわでもない。言ってしまえば、よくあるEVAソールにフリーランの切れ込みが入っただけ。全っ然ベアフットではないけど、毎日のランニングにちょうどいい。

サイズが少し大きめかもしれない。前後左右とも余裕があるので、試着してサイズダウンしたほうがよいか確認する必要あり。

昭和生まれの小中学生が履いていた運動靴に近い。無理なく毎日履ける。そして、定価が安い。今のところは文句なし。

2023/04/09(日)ナイキのスプーン

カーボンプレート入りのシューズが百花繚乱。自分もいくつか履いてきた。

  • Nike Vaporfly Next%
  • NewBlanace Fuelcell 5280
  • Adidas Adios Pro 3
  • NewBlance Fuelcell Elite v2

試着だけなら Asics Meta Speed シリーズ, Tempo Next%, Mizuno Wave Rebbelion Pro とかも履いてみた。

先日、Vaporfly Next% で 30k を走ってきた。4:02/km でイーブンペースを刻んだ感じ。その時にプレートの感触に気づいた。前足部に力が加わると、プレートが中足部を押し上げる。リズムよく接地していくと足を跳ね上げてくれる感覚が楽しいし助かる。

履き味が一番無難だけど、助力も良い。なんだかんだ言って、オリジナルが一番ノウハウや設計思想を持ってるんだよなぁ。

2023/03/08(水)React Infinity と React Miler

シューズの好みが変わったかもしれない。ジョグシューズなのでパフォーマンスに影響しない部分ではある。ランニングの質を上げられるかどうかには影響するかもしれない。

リアクトインフィニティは、アウトソールがかかとからつま先まで弧を描いている。いわゆるメタロッカー構造というもの。ホカのように大げさな見た目はしていないけど、転がって進む感覚はある。

マイラーは、つま先の先端、かかとの後端は反り上がっているけど基本は平ら。転がる感覚はない。

メタロッカーの走り心地が嫌いだ。

路面の反発をもらって走っているときは、アキレス腱は伸張して力が掛かった状態で路面に着き、反発する。これは、反発をもらって走る事が出来ている人にはわかるんじゃないかと思う。接地時間は短く、その瞬間には脚はロックされて固まっている。

メタロッカー構造は、前提として接地時間が長い。アキレス腱が緩んだ状態で路面を踏んでいる時間がある。脚が前に倒れ込むタイミングでアキレス腱に力が入っていないまま伸ばされる事になる。自分の場合だけかもしれないが、楽に走ったはずなのにアキレス腱付着部に痛みが出ている事が多い。

インフィニティでも短い接地で転がさずに走ればいいんだけど、ふわふわしてるせいでそれも難しい。

2023/01/20(金)Adidas Adios pro 3

今更だけどレビュー2弾。
Adidas Adios pro 3

https://shop.adidas.jp/products/GX6251/
AdizeroPro3.png
履いたのは数回。今は履いていない。
練習で2回、フルマラソン1回、ハーフマラソン2回。

ミッドソールはモチモチ系。
反発は強め。FuelCellよりは反応が速い。
軽い。今まで履いた厚底の中で、一番発泡スチロール感がある。見た目の割に軽いという意味で。

安定感はある。
幅が広いからだろうか。左右のブレはない。
沈み込みも大き過ぎはしない。zoomxよりは沈むかもしれないが、Fuelcellほどではない。

接地感は意外とある。
プレートが硬い感覚はあるけど、左右のねじれに対する自由度はあるので、路面を捉えやすい。

接地位置の自由度が高い。
ミッドから着いて良し。ミッドから着くとペースのコントロールもしやすい。無理なく遅く走れる。
ソールの拇指球のちょっと先の位置に切り欠きがある。荷重がここを超えるか超えないかで大きく走り方が変わる。ここを超えると、3:45/km 以上で走るのが自然な動きになる。市民ランナーには正直しんどい。サブ2:50を狙う人にはここを使うか使わないかでちょうど切り替えができていいかもしれない。

履いた結果、相当速い。
フルマラソンは 35km近くまで 3:50/km を切って走って潰れた。横浜の高速道路なので...。
ハーフマラソンは調整として 4:00/km のペーサーについて走ったけど、
ラスト4kmからスパートを掛けて 1:22
ラスト10kmから離脱して 1:21
多分、単独で 3:35/kmくらいで走っている。

ミッドソールは最高。本当に最高。

致命的なのがアッパー。
自分は、足部の背屈の可動域が異常に大きい。
親指が足の甲に着くまで曲がる。
革靴は、指の付け根の屈曲する線に沿って横縞が入ってパックリ割れる。
ペガサス36のメッシュでも痛い。

アディオスプロのアッパーは全然伸縮しないメッシュ。
これが曲がると、硬度を持って足の甲に当たる。
ハーフは当たるかも?と感じて紐を調整したら問題なく走れたけど、フルマラソンの後は水ぶくれ&打撲でぐじゅぐじゅ。疲労もあったけど、後半は痛みでうまく走れずリタイア。

シュータンやシューレースを通すループの構造は、自分の足の形と関係なく、ダメな設計なんじゃないかなとも思う。シュータンとアッパーの接合部、ループとアッパーの接合部は、ホント設計がデタラメ。
接着剤と中学生のたま止め結びみたいな雑さで厚さ3mmくらいになっているループの接合や、硬い素材が足の甲より狭いシュータンの型が意図的なのだとしたら、信用、信頼のしようがない。


という、最高のミッドソールだけどアッパーの相性が最悪なシューズ。
足の指がほぼ背屈しないよとか、パリッパリのメッシュでも当たりが気になったことないよって人にはきっと最高のシューズ。
中足骨が痛くなることがあるという人は絶対にやめておけ。