2020/04/14(火)何度目の正直

腓骨筋腱炎もそろそろ良かろう、という事で走ってきた。
4月は今まで走ってないので、結構我慢した。
我慢した結果、めちゃめちゃ快調に走れた。

快調さのきっかけになったのは Youtube
ここから3本の連続動画。スプリントトレーニングなんだけどめちゃくちゃためになる。
ヴェイパーが旋風を巻き起こして、スプリントとロングランは別のものだ、という人は居なくなったし、いたとしても数秒後には絶滅するこの世界では特に違和感はないと思う。

反発をもらう、は結果でそこに至る理論に注目したい。
前半で頑張ってるけど、全ては 8:49 の「踵って~」からの部分。そして言葉では説明していないが、地面を押している箇所のつま先側を示している位置にも着目。なんちゃってフォアフッターならむしろそこで着地するくらいの位置で蹴り出している。
これ、実際にやるとロングランナーがよく言う「骨で立つ」を走りに適用して、「骨で着地、骨で蹴る」を実践する事になる。

で、次の動画
19:51 あたりからのミニハードル。TKDが結局つかめず仕舞いだけど、「乗り込む」という動き。
軸足を真上から踏む。軸足にまっすぐ着地、だと着地の瞬間に重心を移動しきる意識になりがちだけど、真上から踏む。踏むときにはすでに重心移動は終わっている。心で理解しろッッ。

動画は全編に渡って長距離ランナーにも非常に有益なんだけど、大事なのは着地も離地も「骨で立つ」範囲で行うこと。これを外すと、足首の腱や関節に負荷がかかる。重心から外れた体重を支えきるような役割は俺らの足首には端っからこなせっこない。

「乗り込む」は真下に着地、を異なる感覚で表したもの。ミニハードルでキッチリ踏みつけられるように練習できると多分サイコー。道具がない市民ランナーは想像しろッ。と思いきや、ミニハードルはそもそもブルジョワの持ち物で、普通の公立学校は塩ビパイプで自作する。市民ランナーもユニディとかに行けば材料は揃うし、バラせばスリムに持ち運べる。危ないので前から足があたったら背中側に倒れるように作るのが鉄則。

自分の話になるんだけど、
「骨で着地、骨で蹴る」ができると、足首の負担がキレイに消える。腓骨筋腱炎が残ってる状態で走りに出たけど、この動画をみて実践すると、全く負担がない。
「乗り込む」は、股関節の痛みが治まったけど違和感は消えない状態のまま走りに出たんだけど、これもまた全く負担がない。

関節や腱の負担がないのは嬉しい。走る回数を増やすことができる。
さらに、筋肉への負担も少ない。大殿筋、ハムストリングス、内転筋と腸腰筋もほどほど、という以外の箇所は全然疲れない。スネから下への負担が本当にない。
4:40/km で走ったけど、多分もっと行ける。最後の1kmで 4:20/km に上げたけど、これをベースのペースにしていいくらいの感覚。

反発をもらうような走り方をすると、出だしは「こんな動きで長距離を走れるわけない」と思うんだけど、上にあるように余計な筋肉を本当に使わず、大きな筋肉だけで走れるので、殊の外維持できる。何より、どこも痛まないまま走り終えられる。前腿なんて、ほんとに使ってるのかわかんないくらい。

今まで、フォームを掴んだ!と思ったところから新たな怪我をするパターンを続けていたけど、ついにフォームを掴んだんじゃないだろうか。

この動画は、ちょっと感動した。