2014/02/28(金)さよならFurch

Furch S23-CMCTを手放した。
良いギターだったんだけど、あまり触らなくなってしまったので。

買うときは「俺はフィンガースタイルで弾くのだ」と思って買ったんだけど、やっぱりかき鳴らしたくなるのよね。そうすると、Furchは高調域のギラツキというか、濁り、とも違うんだけど高調域がうるさい。ボディが大きかったので、強く弾いた時にボッと出てくる低音は気持ちよかった。すごい低域なんだけど、ボヤけることなくタイトにボッと出てくる。
あと、ネックが薄くて握って弾くにはツライ。薄くて広くてアールは結構キツめらしい。

という事で、新しいギターばかりを触っていた。こちらは何でも出来るタイプ。

手放すにあたって、交換していたペグを元に戻すついでに磨いて、弦を変えて、弦を変えたのでちょっと弾いてみた。
メロディがすごく立ってくる。そしてボディが大きくて低音が出て、しかもそれがタイトなので非常に良い。このバランスは、指弾きするのにとても良いかもしれない。
指弾きだとOM, OOO, G が多いけど、ボディが大きくても低音がボヤけないように設計されているなら、その方が良いんじゃないかと思った。出ても良い響きに調整された低音なら、そりゃ、出て欲しい。

ただ、やっぱりストロークには向かない。音もネックの形も。
そういうわけで、惜しみながらも、あまり触ってあげられないんじゃ申し訳ないので手放すことを決めた。

Collingsは弾くほどに色んな部分の良さに気づいて、本当になんでも出来る上に何をしても優秀なんだけど、ソロギターのメロディの立ち方はFurchの方が気持ちよかった。初めて負けを感じた。
ただ、Furchはフォスファーを張って、Collingsには85:15のアメリカンブロンズだったのでそのせいもあるかもしれない。

そんなわけで、明日辺り Daddario American Bronze と GHS LJ Signature の弦の音を久しぶりに録音して比べてみようと思っている。
つーか、弦を変えて確認しないと、アホほど価格差があるギターに匹敵するなんてそうそう認められるもんじゃない。