2025/09/07(日)おしりを使うとは

『おしりを使う』という常套句があるが、結構勘違いをしていた。

おしりを使うとなると、股関節ごと前後に動いておしりの力で地面を後ろに蹴ってやる、と考えていた。考えがちなんじゃないだろうか。わからんけど。

後ろに蹴るのではなく、あくまでもおしりの力を使って真下に踏むのが正解なんじゃないかと今は考えている。

真下に踏むとは、脚をピストンの様に縦に動かして路面を押してやる事ではない。足首や膝の角度は変わらないまま、股関節を軸に脚が弧を描く動きでちょうど真下に来たタイミングで路面に接地する。

言葉だと難しいので、バウンディングをしたら良いと思った。バウンディングをしてみると、脚をピストン運動しても力が発生しない事を体感できた。股関節を軸に脚が弧を描く以外の動きをなくす意識を持つほうが路面を強く跳ね返せて変な方向の負荷がない。負荷が高い動きだから、と敬遠する動きもあるけれど上手いこと段階を刻むことはできないものだろうか。

長い距離をケンケンして、股関節が使えていれば疲れないけど脚を使っていると10歩くらいで疲れるとかそういう極端にわかる段階を踏まえてみたらいいのかな。

2025/08/23(土)5000mを走る理由

フルマラソンとは別の能力だよね、という感覚。いろんな人の話を聞いてもなんかしっくり来ない。

自分でなんとなく思いついてしっくり来たのは、5000mは次の目標への布石。

例えば、フルマラソンを3時間以内 4:15/km で走る人が 3:45/km で走れても 3:30/km で走れてもあまり意味はない。実際、フルマラソンを3時間で完走するけど 4:00/km を数キロしか継続できないランナーは珍しくはない。

これを2時間55分 4:08/km で走りたい、2時間 50分 4:00/km で走りたいとなるとスピードの余裕が必要になってくる。4:00/km が速いです、では3時間切りの次が見えない。

なので5000mを走っておくと今の目標の次へ向かう準備が楽になるのかな、と思った。

3時間切りが生涯のゴールだ、というならそれこそ5000mを走ってる場合じゃねぇ!と言っていいんじゃないかと。

正解かどうかはわらない。

2025/08/03(日)ウィンドスプリント

大事だと言われる。実際に大事。

といいつつ今まで習慣化してなかったけど、今年はちゃんとやっている。ショートインターバルで力みすぎてスピードが実は出ていない、みたいな事にならない。

ショートインターバルと違うのはタイムにこだわらず動きを意識するだけなのかな。距離もきっちり決めず30秒とかで区切る。なので、リラックスしてみてもスピードが変わらない事に気づいて動きの良し悪しを判断する事ができたりする。動きを意識している事で、疲労はあってもダメージがない事が多い。

ショートインターバルは嫌いだけど、同じ設定のウィンドスプリントは好きかもしれない。計測するとフォームが崩れるブキッチョなだけだろ、と言われればその通りだし、だからウィンドスプリントがいい。

2025/07/16(水)心拍数が上がらない

心拍数が上がらない。190bpmに届くことってないんじゃないだろうか。そのせいか、トラックレースでの耐乳酸能力も下がっている気がする。

理由を考える。

  • 年齢
    • 抗えない。諦めろ。
  • 普段のジョグの変質
    • 以前は河川敷で1kmずつ上げ下げをなんの気なしにやっていた
      • 3:30/km くらいまで上げていた。今も 3:30/km
    • 以前はビルドアップでかなりトップスピード近くまで上げていた
      • 3:15/kmペースくらいまで上げていたと思う
      • 今はスピード練習でも 3:30/km

年齢は変えられないパラメータなので無視。 2000m単位のインターバルやレペテーションをよくやっているんだけど、もっとトラックレースのペースに近いスピードで 1000m をやるのが良いのかもしれない。

  • 距離を短く巡航速度を上げたメニュー
  • そもそも現在 3:30/kmより上げないので、短い距離でいいので 3:10/km くらいまで上げる機会を持つ

起伏がある公園の周回を使っているので 2000m 区切りじゃないとやりにくいのが悩みどころ。上り主体の区画と下り主体の区画が別れているのでペースを固定できない。

2025/06/03(火)垂直に力を加える

最近、師匠の教えというかポロッと漏らした一言から今までより良い軸を作れて来た気がしている。「走るときにポップコーンスキップの感覚を持つ」。上半身の反りをなくして真下に向かって接地する感覚が強まってきた。後ろに向けての横方向の力は今まで以上に使わない。

そこで不思議というか意外だったのが、真下に踏むほうがおしりやハムの筋肉が使われるという事。上体を反っているときの方が背面の筋肉を使う感覚がある。弓反りになる方が後ろに向かってぐいーんぐいーんと力を込められる気がする。

真下に力を加えていると、力を入れている感覚はないんだけど筋肉は疲労してる。更に謎に思うのが、ハムストリングスの刺激も入っている。ハムって後ろにぐいーんと蹴ったときに一番使われそうなんだけど、真下に短い接地で踏んでいるときの方が強い刺激が入っているらしい。

軸足を固めるんだけど、股関節の柔軟性による衝撃吸収もちゃんと動かさないといけない。ここまで固めてしまうと怪我につながる。股関節を固めたままドンと踏むのではなくて、踏む瞬間はやわらかいんだけど落ちきる前に固めるような感じかもしれない。ふわっと踏むんではなくドンと踏みつつやわらかい。矛盾した言葉にしかならない。

誰か何か語ってそうだけど見つけられていない。きれいに言語化できない。こわだくんか誰かが言っていた「ちゃんと落とす意識も大事」というのとつながる気がする。

ポップコーンスキップは遊脚を支持脚の真横に落とすドリルだと思っている。最も反発が返る接地になる。実際に走っているときには体が移動しているから接地位置は前に進むが、体幹との相対的な位置は常に同じ場所に接地しているしそれは両脚とも同じ位置。という意識。