2024/09/30(月)ignitionでパッケージインストール

FedoraCoreos にパッケージを追加する場合は Ansible でも使うのがいいかな?と考えていたけど、一応公式ドキュメントにパッケージを追加する場合のサンプルがある。

https://docs.fedoraproject.org/en-US/fedora-coreos/os-extensions/

Type=oneshot で systemd ユニットを実行する事で起動時に一回だけ実行させる方法が取られている。これを ignition で実行する事でOSインストール時に一緒に実行できる。もっといい方法を導入する予定だ、と2020年に宣言されているが続報はない。

簡単な操作ならこれでもいい。 Ansible をインストールするような systemd ユニットを作るのが妥協点だろうか。

https://pvamos.github.io/fcos-k8s/

そんな事例を見つけた。

2024/09/29(日)bhyveでk8s - #1 fedoracoreos

参考情報

参考情報をみてやるだけ、ではある。 https://docs.freebsd.org/en/books/handbook/virtualization/#virtualization-host-bhyve https://forums.freebsd.org/threads/hints-for-installing-fedora-in-bhyve.80257/

目論見

  • 管理ノードを3台で構築する。
  • ワーカーノードを2台くらい作る。
  • なんか乗せる。

余力で

  • bhyve で node のスケーリングってできる?
  • ignition を 動的に作成できないか
    • 人の手で構築するのはナウくない気がする

やってみるとクラウド環境って便利。自動化とかスケーリングとか当たり前にある前提だけどローカルにそれらはない。kind とか minikube 使わずコントロールプレーン側を触ってみるのが目的なので不便は承知。

作業

bhyve 環境は出来ている前提

Fedora CoreOs の準備

Live DVD をダウンロードしておく https://fedoraproject.org/

ディスクを作る

散らからないように階層を掘ってボリュームを作る。例では k8s という階層にまとめた。

sudo zfs create  -o mountpoint=none stor/k8s
sudo zfs create -V 16G stor/k8s/coreos01
sudo zfs create -V 16G stor/k8s/coreos02
sudo zfs create -V 16G stor/k8s/coreos03

ネットワークインタフェース作成

bridge インターフェースはbhyve環境として準備されている前提。

sudo ifconfig tap create
sudo ifconfig bridge addm tap0

ignition ファイルを作る

  • fedoraCoreOSは初期設定を ignition ファイルで指定するらしい
  • yaml で書いて、butane というツールで json に変換するらしい
  • なぜ変換を介在させるのかはよくわからない
  • テンプレートエンジンを持っているとか器用なことができるわけではない

ファイルを用意

  • ssh 公開鍵を置く
    • 2つあるのはbhyveホストと普段の生活環境PCの分
  • IP アドレスを指定する
    • DHCP側でIPアドレスを固定できるならその方が楽かも
    • hostname って NetworkNodemanager の設定で指定できないの?
  • ファイルは http で公開する
    • 署名付き S3 とか
    • ローカルHTTPサーバとか
variant: fcos
version: 1.5.0
passwd:
  users:
    - name: core
      ssh_authorized_keys:
        - ecdsa-sha2-nistp521 AAAAE2VjZHNhLXNoYTItbmlzdHA1MjEAAAAIbmlzdHA1MjEAAACFBAGbIdk/TcXdtEmKo7MgQGmhOKmaZgxGG8YXzWUP84yx1yI44YOlGUgSez4aR5JoJ40XdoyNJY6eJyN== BSD
        - ssh-ed25519 AAAAC3NzaC1lZDI1NTE5A mac
storage:
  files:
    - path: /etc/NetworkManager/system-connections/enp0s2.nmconnection
      mode: 0600
      contents:
        inline: |
          [connection]
          id=enp0s2
          type=ethernet
          interface-name=enp0s2
          [ipv4]
          dns=192.168.3.1
          gateway=192.168.3.1
          address1=192.168.1.1/22
          method=manual

このファイルを butane で ign ファイルに変換する。適当に Linux VM を用意して実行する。

https://docs.fedoraproject.org/en-US/fedora-coreos/producing-ign/#_via_a_container_with_podman_or_docker

インストーラーの起動

こんな具合のスクリプトを使って Fedoracoreos のLiveDVDを起動する。 fbufのパスワードが指定してあるのは、指定なしだと接続できなかったため。mac の 画面共有アプリのせいなのかどうなのかは未確認。

while ループに入れているのは、ゲストOSの再起動時にも bhyve が終了してしまうので。bhyve の戻り値はゲストの終了の仕方によって決まっていて、再起動のときは 0 が返る。

CoreOS は自動で更新して自動で再起動するが、bhyveコマンドをループさせておかないとこのタイミングでVMが終了してしまう。

while [ $? -eq 0 ]; do
bhyve -A -H -P -c 2 -m 2048M \
  -s 0:0,hostbridge \
  -s 1:0,lpc \
  -s 2:0,virtio-net,tap0 \
  -s 3:0,virtio-blk,/dev/zvol/stor/k8s/coreos01 \
  -s 4:0,ahci-cd,/pub/ISO/Linux/FedoraCoreos/fedora-coreos-39.20231119.3.0-live.x86_64.iso \
  -s 29,fbuf,tcp=0.0.0.0:5900,w=800,h=600,wait,password=pass \
  -s 30,xhci,tablet \
  -l bootrom,/usr/local/share/uefi-firmware/BHYVE_UEFI.fd \
  fedoracore01
done

mac では 画面共有 (Screen Sharing.app) で VNC 接続できる。とりあえずは Installing CoreOS on Bare Metal に従ってインストールする。

https://docs.fedoraproject.org/en-US/fedora-coreos/bare-metal/

起動したらインストーラーコマンドを実行する。

sudo coreos-installer install /dev/vda \
--ignition-url https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/ign.teak.jp/k8smaster01.ign?response-content-disposition=inline&X-Amz-Security-Token=IQoJb3JpZ2luX2VjEAkaDmFwLW5vcnRoZWFzdC0xIkcwRQIh...

この後に続く kubeadm とかの設定が面倒そうだなぁ、と思っている。

2024/09/23(月)bhyve で Ubuntu24

久しぶりなのと土台の bhyve 環境もなくなっていたのでおさらいを兼ねて。

bridge と tap を作成する。

%sudo ifconfig bridge create
%sudo ifconfig tap create
%sudo ifconfig bridge0 addm tap0

/etc/rc.conf.d/bhyve_bridge0.conf をこんな感じ?

cloned_interfaces="bridge0"
autobridge_interfaces="bridge0"
autobridge_bridge0="tap* em0"

ISOイメージを手に入れて

%ls /pub/ISO/Linux/Ubuntu/ubuntu-24.04.1-live-server-amd64.iso

ディスクを作って

%sudo zfs create -V 16G stor/bhyve/ubuntu24

bhyve 起動コマンドをファイルに書く fbuf(Frame Buffer) デバイスを定義しているので 5900/TCP に VNC でつなげばコンソールが見える。

bhyve -A -H -P -c 2 -m 2048M \
  -s 0:0,hostbridge \
  -s 2:0,virtio-net,tap0 \
  -s 3:0,virtio-blk,/dev/zvol/stor/bhyve/ubuntu24 \
  -s 4:0,ahci-cd,/pub/ISO/Linux/Ubuntu/ubuntu-24.04.1-live-server-amd64.iso \
  -s 29,fbuf,tcp=0.0.0.0:5900,w=1024,h=800,wait,password=ubuntu \
  -s 30,xhci,tablet \
  -l bootrom,/usr/local/share/uefi-firmware/BHYVE_UEFI.fd \
  ubuntu24

起動

%sudo sh /common/bhyve/ubuntu.sh                                                     
fbuf frame buffer base: 0x151812a00000 [sz 16777216]

我が家は mac なので 画面共有(Screen Sharing)

スクリーンショット 2024-09-23 9.34.46.png
で接続する。bhyve 側でVNCのパスワードを設定しておかないとうまく動かないっぽい。

スクリーンショット 2024-09-23 9.32.34.png

OpenSSH の有効化と docker ランタイムのインストールだけいじって、後は既定値。 sshはパスワード認証いけるらしい。

#PasswordAuthentication yes

nmdm を使ったシリアルコンソールがうまく動かないのはなんでだ。

2024/06/30(日)Softailの話

Softail について コメント を頂いていたのに気づいていませんでした。adiary通知用Slackプラグインがほしいですね。もうありそう?

もう何年も公私に渡ってWindowsに触っておらず、開発環境もなくしてしまいました。

試す環境がないので無責任な提案ですが、棒読みちゃんの RemoteTalk.exe で PowerShell の Get-Content コマンドレットを呼び出したら用を成しそう?と思いました。わかりませんが...

2023/12/08(金)zvol 上の Dynamic Disk 内の ntfs

Windows PC を3年くらい起動してないんだけど、中のデータが欲しくなった。幸い、失いたくないデータは FreeBSD マシン上の zvol を iSCSI ディスクとして接続していた。

安直に

% mount -t ntfs-3g /dev/zvol/hoge/fuga /mnt
mount: /dev/zvol/stor/hoge/fuga: Invalid fstype: Invalid argument

ダメだ

ZFS Access data stored inside a Windows formatted iscsi volume へー、

  • fusefs-ntfs パッケージと、geom_part_ldm カーネルモジュールが必要
  • ctld がデバイスを握っていると geom 情報が見えない
  • fusefs-ntfs で入った ntfs-3g は mount の fstype として指定するのではなく、ntfs-3g というプログラムを呼ぶ
%sudo pkg install fusefs-ntfs
%sudo kldload geom_part_ldm
%sudo service  ctld stop
Stopping ctld.
Waiting for PIDS: 806.
%sudo gpart show /dev/zvol/hoge/fuga
=>       34  134217661  zvol/hoge/fuga  GPT  (64G)
         34       2048                          1  ms-ldm-metadata  (1.0M)
       2082     260096                          2  ms-reserved  (127M)
  262178  133955517                          3  ms-ldm-data  (64G)

おほっ

%sudo mount -t ntfs-3g -r /dev/zvol/hoge/fugap3s1 /mnt
mount: /dev/zvol/hoge/fuga: Invalid fstype: Invalid argument

あれ?

%sudo ntfs-3g -o ro /dev/zvol/hoge/fugap3s1 /mnt
%ls /mnt
$RECYCLE.BIN                    programs               fonts
home                            System Volume Information

かつては、PCSX2での3D描画が遅いのでグラボを買い替えたほどなのに、M2 mac book air で普通に動きそうなんスよね。時代の流れが怖いわー。もう個人的にはWindowsいらないのかも。この先なにかあって仕事でWindowsを使わされる時が来たらしんどいな。