2024/06/30(日)信頼できる練習会
お一人様だけど練習会は大事だと思った話。
前提
スピード寄り追い込み系のポイント練習は一人でできる。設定を揃えるのがめんどくさい。
30km以上のロング走は付き合わせては申し訳ないのと途中切り上げができないプレッシャーがあって一人で走りたいけどそもそも走りたくない。人がいてもいなくても嫌だ。
なので、みんなと一緒だからやりきれる!という感覚もないしそういう成果は欲していない。
何がしたいんだ
技術を習いたい。動きを見てもらって矯正してほしい。
どこかのランニングスクールが時間制でお金とるのにロング走をしたら詐欺でしょ、と謳っているところを見てその通りだと思った。曰く、技術やメニューの意味を教えるので、実際に走るのは自分でやってね、と。全くその通り。だが、儲かるかそれ?とも思った。
で?
走りながら動きを見てもらい、走りながら動きを試すのはフォーム矯正として一番効率が良いと思う。これはちゃんとしたコーチがいる練習会でないとできない。
前後の文脈があったうえで「こういう動き」と言われると語弊なく受け止められる。具体的には「体の側面から路面を踏む」という説明がここ最近で最上位の気付きをもたらしてくれた。字面では何のことやらわからないしわかるはずもないけど、その説明を始めた流れや実際に動きながらの説明を含めるとものすごく動きの感覚に染み入った。
逆の例えでは、「体が前に倒れると自然と足が前に出ます」というあるあるフレーズが語弊を生みやすすぎて幅も広すぎて、間違ってないけどデタラメとすら言えると思っていて、前後の文脈であったり、必要がある人に補足も含めて説明するという状況で話さないと害悪にすらなると思っている。
Youtubeや書籍は学びの密度が高いように錯覚しやすい。情報の密度は間違いなく高い。でも、その学びを身体感覚に落とし込めているかや、その前段にあるはずの肉体感覚として何を指しているかを汲み取る事は難しい。難しい上に答え合わせもできない。
信頼できそうだと思った人がちょうど練習会を始めたので良かったなぁ、という個人的な喜び。
2024/06/30(日)ジョギングの絶対速度
ジョギングの設定ペースを単純な絶対値で決めるのって、時代にあっていない気がするし弊害すらある。と思っている話。
ペース走としての意味をもたせる場合もジョグと呼ぶ事があるけど、それはこの限りではないので悪しからず。あくまでジョグの話。
自分はジョグに使うシューズはほぼ変えない。枝葉の話だけど、ジョグシューズと謳われているシューズを履かない。変わり者のたわごと。
ジョグのペースそのものの話
6:00/km ~ 5:30/km のペースのジョグが大事だという言説には何の異論もない。
その上で人によって何がジョグなのかは変わる。トラックしか走らない部活生であれば、4:00/km もジョグ。大学生にもなると 3:30/km くらいまではジョグとまで言わないがテンポ走になるのかもしれない。
ジョグは動きになれるとか走ることになれるとかが目的で、追い込んで心拍を上げるとか乳酸がたまるとかそういうものではない。なので、その人がリラックスして動きを気にしながら走ってちょうどいいペースで走れば良いと思う。走力が同じでも 5:30/km が気持ち良い人、4:30/kmが気持ち良い人がいて良い。ジョグのせいで動きが狂うのならしないほうがいい。気にする方向を間違えて狂うことはあるだろうけど、ペースを気にしたせいで動きがなおざりになるのは良くない。
なので、ペースは走力に関わらず人による。
21世紀の話
今はシューズが進化している。同じ力でもシューズが変わるとペースが全然変わる。例えば、ジョグシューズでハーフマラソンのレースペースで走るのは10kmでも結構しんどい。逆にレースシューズを履いてしまえば10kmならテンポアップくらいの感覚で走れる。
なので、今はペースを設定するときにシューズとの組み合わせという要素が加わる。この要素を抜いてジョグペースの絶対値を語っても前提が足りない。これについては普段はいているシューズでのペースを各々で把握していれば問題ない。その代わり、「一般的にこのペース」という指標に対してばらつきが大きくなるのでこだわりすぎない意識はあった方がいい。
有害なのは速いジョグだから良いシューズを履こう、という意識。自身の出力に下駄を履かせるなら設定ペースも本来は変わらないといけない。それを変えないという事は運動強度を落としている事になる。シューズに合わせて設定を変えないと、運動強度が変わってしまう。
もっと悪いのが、みんなに追いつく(ふりをする)ために毎日高性能なシューズで走る事。意識も醜い。
で?
ジョグの設定はスピードよりも、自分が動きを噛み合わせられる速度で設定したほうがいい。
高性能シューズを履いてもいい。その場合は意味を考える。股関節主導で走ったほうがより効率良く走れるという感覚は高反発シューズの方が得やすいのでそれ目的で走るとか。レースへの調整として本番シューズを履いたときに感覚と実際のペースはどうなるのかを確認するとか。
ジョグが速いとエラい、みたいな価値観は害しかないので捨てる。
ポイント練習はどうなんだ、という疑問が湧くけど、ポイント練習は高性能シューズで行うのが良いと思う。実際のレースペースから設定ペースを決めたい。変な係数を介在させる意味は薄い。
ジョグシューズを履かないのは個人の感覚、嗜好でクッション性能が高いシューズの履き心地に違和感があるというだけ。
SNSでジョグが速い!という賛辞に居心地の悪さを感じる陰キャのぼやき。
2024/06/30(日)スピード練習をする風潮が嫌い
スピード練習をする人が嫌いだ。自分はスピード練習をしないが得意な方だ。
走り始めた頃に思っていた事
まともに瞬発力を出せる体じゃなくなっているから、体を走ることそのものになじませて速く走る事に慣れていこう。今の段階で 200m や 400m の距離を走ったとして、腱や靭帯は耐えられない、筋力は足りない、持久力を追い込む出力を出せないからここにも意味がない。だからやらない。普段のジョグの中に1kmだけ速い区間を作るとかウィンドスプリントをちゃんとやる事が大事。これをやらずにスピード練習をたまにやっても、「やった気になれる練習」という意味しかない。
ちょっと走れるようになった頃に思ったこと
まだ瞬発力を出せる体にはなってない。200m, 400m でスピードを出す能力はフルマラソンには無関係だな。1kmをスピードアップするのがちょうどいいな。400mを80秒設定でこなせる筋力が付いたらやってもいいかな。80秒で本数をこなす持久力はなくていいけど、80秒をスプリントではない感覚で走れる出力はないといけない。
今
1500m や 5000m のトラックレースで更に上を目指すならやってもいいかも。設定は 400mを70~72秒。結局フルマラソンには無関係。 2km インターバルすらフルマラソンへの寄与は微妙。ハーフには影響するけどフルだとコレジャナイ感。フルに向けたスピード練習は変化走が最適っぽいかな。インターバルって言ってしまうと疾走区間を速く走らないといけない気持ちになってしまうので、変化走という表現もよい。ハーフのレースペースくらい。もしくはハーフで目指したいレースペースくらい。レストは15秒落ちくらいに抑える。
で?
どこまで妥当かは不明。
とにかく、キロ4ペースで数百メートルを走れないというのは何かがおかしい。トップスピードが遅いのではなく、トップスピードまで上げる肉体的強度が落ちているという解釈。学生の頃にスポーツテストで平均を下回ったような人でなければ、50mを10秒で走るのが速度的に辛いというのは短距離走の速度不足ではなく、単に鈍っているのだ、という事に気づけるはず。走力の手前で躓いている状態。ここでやみくもに走力を上げようとすると怪我をする。成長や回復よりも消耗が上回る。
なので、市民ランナーレベルでインターバル系のスピード練習をやたらとしたがる人は頭が悪いと思っている。シーズンに1回2回は良いと思う。上級者のトレーニングをしてる気持ちになってテンションが上がるので。でもそれで消耗して数日休足するとか痛みが出て走れないようだと何のために何をしているのかよくわからなくなってくる。
ペースが違う人同士なのにペース設定をきめられるのが嫌だし、いちいち速いですねーって言われるのも嫌だ。醜い話だと、動きがランニングでなくなって走っている人に俺速いマウントを取られるのも嫌だ。
という、人と走るのが嫌な陰キャのぼやき。
2024/06/27(木)アミノ酸
何飲んでも体臭に出る体質だな、と気づいたので今後一切やめようか。クレアチンって糖原性もケト原性もないけど体臭に出る気がする。なんでだろ。
2024/06/03(月)プーマ
サッカー屋さんだと思っていたので全然注目していなかったけど、良いもののようだ。
試着イベントでガッツリ履いてきた。かなりがっつり。ジョグと1600mレペ * 4。4:00/km で。とはいえ最後は 3:25/kmとかそのへんまで上がった気がする。安定する。いわゆる厚底とは安定の次元が違う感じ。実際、厚みは40mm目一杯じゃないと思う。イベント参加者や主催者によると反発はそれほどでもないらしいけど、自分の感覚だとかなり弾む。
うまく使うと速いし、うまく使えなくても違和感がない。
ヴェイパーネクストの初代がかなり良かったけど、ドロップがあるせいで違和感があった。このシューズはドロップが8mmで小さい方らしい。実際、まっすぐ立ったときの違和感もほぼない。
ハーフまでなら派手に弾むアディオスプロ3でもいいけど、フルだとこれはかなり良さそうな気配。堅実にいくにしてもメタスピードは地味過ぎて気持ちがアガらないけど、これなら安定性があって弾むので試したい。
他にも陸上屋さんじゃないよね、という理由で眼中に入れてないメーカーはある。UAとかサロモンとか。積極的に試すほどマニアじゃないけど、履く機会があれば積極的に試したい。