2023/04/26(水)インフルエンサーに気をつけたい

筋トレ界隈でもエセインフルエンサーの見分け方、という話題があって、どこの世界も同じだなぁ、と。

大麻抽出成分であるCBDの利用をマラソンランナーに対して推奨する動画がありました。 マラソンランナーも癒やされたい

日本薬剤師会と日本スポーツ協会が作成した 薬剤師のための アンチ・ドーピング ガイドブック

こちらの19ページ目に

  1. 禁止されないカンナビジオール(CBD)の製品は大丈夫ですか?
  1. 大麻植物から抽出された CBD 製品には THC を含む可能性があるので注意が必要です。

とある。

なんらかの公認競技の選手であれば、サプリメントや薬がインフォームドチョイスプログラムの認定を受けているかを気にするのは当たり前。風邪薬や、とくに喘息の薬は禁止薬物が配合されている事が多いので、スポーツ選手であれば必ず確認する。そして、CBD配合の製品にインフォームドチョイスプログラム認定を受けたものは存在しない。まさにCBDが配合されている事がその理由。

合法だから良いんだ。という考えはスポーツ選手として、ましてやこれから指導者を目指す人間としては、度が過ぎた馬鹿であると断言できてしまう。

アンチ・ドーピングの規約は犯罪抑止のために策定されているのではなく、公平性を維持するために策定されている。合法かどうかは策定基準と関係がない。

ガイドブックで注意喚起されている薬物を良いものであるとして広める行為には悪質性があると俺は思う。