2022/05/04(水)股関節

2021/8 頃の下書きが残っていたので公開。
書いた頃は理屈の正当性に不安を抱いていたけど、今(2022/05)ではかなり的を得ている自信がある。
ハムで漕がない、に関してはどうなんだろう。エリウド・キプチョゲはほぼ股関節しか使っていないように見える。大迫傑はハムストリングスを使った挟み込みの動きも多分に使っているように見える。


以下、2021/08 当時の下書き。

股関節で路面を下方向に押す。
足首で蹴らない。膝で押さない。ハムで漕がない。
よく言われる事なんだけど、なかなか難しいと思う。

25年のブランクを経たおじさんの筋力や瞬発力というものは一旦リセットされている。リセットされた上に、実践の中で筋力が付いていく事に期待するのが難しい年頃。走るだけでは走るための筋力が身につかない。悲しい現実。

股関節で地面を押す前に、股関節を固定するためのインナーマッスルが強くないといけない気がする。小殿筋とか?股関節には殿筋群の他にも細かい筋肉がたくさんあって、自分でもどこの筋肉を使っているのかよくわからない。
乗り込んだ上で姿勢を保つには腸骨筋とか?そのあたりの筋力がないと、接地した拍子に腰が落ちてしまう。直立よりやや弓なりの姿勢で路面からの衝撃を受け止めるために、弓なりになりすぎないように抑えるようなそんな感じ。
股関節だけで押すというのは結構力が要る。とはいえ意外と押せる。と同時にやっぱり疲れる。あと、デカいだけに温まるのに時間がかかるかも。5km以降から動きが良くなったりする。


股関節で押すと他の箇所への余計な負担が掛からない。怪我の原因になるような負担がぐっと減る。
足裏の使い方を半年ほど間違えて、走るたびに中足骨や足裏の疲労や痛みが出ていたんだけど、これも修正できてきた。まっすぐ真下に押してやると、接地の時の重心の位置も正しくなりやすいみたい。
勝手に良くなるわけではなく、意識して修正したんだけど。
特に左足の接地は以前からうまく出来てなかったけど、脱力をしつつちゃんと足裏のスイートスポットで着地できるようになってきた。怪我のリスクとか、走った後にどこかが痛くなるような事がさらに減った。まだ足裏に疲労が残りやすいけど、怪我につながるレベルではなくなった。