2021/01/24(日)男性はがに股で走った方が良いらしい

つま先はまっすぐ前向きが正しいんじゃないの。と思ってた。今も覆るには至っていない。
むしろ市民ランナーのプロネーションの原因は小難しい理屈を持ち出さずとも「ガニ股だから」が8割くらいだと思っている。基本的な動作を実践できていないだけだ、と。

https://mg.runtrip.jp/archives/8603
真偽の程は自分にはわからないが、「男性はがに股で走ったほうが良い」らしい。
骨盤の構造が大腿骨の向きに影響するという事なら完全に納得するんだけど、指の向きまでそれに従うものだろうか。途中の関節で吸収されたりはしないのだろうか。骨盤から指先まで完全にまっすぐである事が運動生理学とかに照らしても正しい形状だ、という事なんだろうか。

骨盤の構造の影響で指先の向きまで決まるということは、ガニ股で走る人はその角度でハの字型に脚をスイングさせて走っているの?ガニ股で平行にスイングしているの?ガニ股で平行にスイングしたのでは、プロネーションを免れなくない?
これは、一般的な男性の骨格では理想的なランニングエコノミーを得る事はできない、という死刑宣告に等しいのでは?

この歪みを吸収するために、左右の足の間隔がどのくらいが良いのか、一軸なのか二軸なのか、を見つけたり、腰を高く保つ力加減が人によって異なる事で股関節の開きを調整したりするのではないんだろうか。
結果、指先はほぼ真っすぐ前を向かないといけないんじゃないだろうか。

俺は他人の身体を使ったことがないので、傍目にわかるレベルのがに股でも
足底が緊張する事なくプロネーションを起こさず蹴り出せる、かつ膝の違和感なく小指球にも拇指球と同じだけの荷重を掛けられている。
という事ができているなら「男性はガニ股で走ったほうが良い」んだろうとは思う。

自分の実感として、プロネーションを起こさずかつ効率よく足裏を使うためにはしっかり小指球に乗る事が重要で、そのためには指先はまっすぐ前を向くことが必要だと思っていた。ガニ股で小指球に荷重して、推進方向に蹴るというのは、無理だ。

蹴り出しの効率と、接地時の大腿骨頭への負荷とを天秤に掛けたら蹴り出しの効率なんて気にしてる場合じゃないくらいのものだと思うので、そっち目線でみたらどういう考察になるかも気になった。


記事が正しいのか、間違っているのか、一般的なのか特殊な骨格の人向けなのか、それはわからない。
ただ、ランナーは自身が見つけた情報をいきなり鵜呑みにせず、自分の身体と対話しながら試しながら取り込んでいかないといけない。
指先は外を向いてるのに膝は内側に倒れ込んでいる、不治のプロネーションを発症してから後悔しても遅い。