2020/03/29(日)新・三大ランニングシューズ
1. ナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニット
2. ナイキ ズームフライ3
3. ナイキ フリーラン 5.0 2020
1. リアクト インフィニティ ラン フライニット
https://www.nike.com/jp/react-infinity主に 10km以上の距離を走るときに使っている。速いジョグでもこれ。
ペガサス36のクセの無さを絶賛していたけど、こちらに完全に食われたかたち。
ペガサスは中足部のクッションがもうちょっとあると足が楽かなーと思っていたので、中足部がほどよく柔らかくてかつ安定性があるこのシューズはピッタリ。
フィット感
フライニットのフィット感が良い。結ばない靴紐、キャタピランやクールノットを使って手間なしで着脱できるようにしている。
スピードが出せない、という評価について
自分はフォアフットではないけれど、踵にはほぼ荷重していない、ちょこーっとだけフォア寄りのミッドフットで走っている。なのでドロップ差やリアクトフォームの沈み込みはあまり関係ない。そのせいか、このシューズでも 4:00/km くらいなら違和感なく走れた。ペガサスを追い出した理由
ペガサスが良いシューズである評価は変わらない。4:30/km までリアクトでその先はペガサス、とかできれば使い分けられたんだけど走れちゃった。
決定打は、ペガサスの 27cm がちょっとキツかった。洗濯したせいでアッパーが縮んだのかも。
アッパーがきついと甲が痛むのもあるけど、足首の可動域が狭まるのか血行が悪くなるせいなのかスネが変に疲れてしまう。300kmくらいしか走ってないけど、ペガサスは引退かなぁ。
総評
- フィット感が良い
- 足に優しい上にスピードも出せなわけではない
- 新しいスタンダードになれるシューズ
2. ズームフライ3
https://www.nike.com/jp/running/zoom-fly主に 10km以内の距離をスピードを上げて走るときに使っている。ジョグのペースだと逆に無理。
ヴェイパーフライで有名になったカーボンプレート入りのシューズ。
これはレース用だけでなくトレーニングにも使える少し安価なモデル。レース専用のものは ZoomX という高反発なソールだけど、こちらはリアクトフォームなので足に優しくなっている。
靴に合わせた走り方
ランニングフォームをカーボンプレート用に変えなければいけない、という説について。要求されるのはこのシューズ専用のフォームではなく、そもそも正しいランニングフォーム。
自分が理想としている走り方は
1. 重心より後ろ気味に着地をする
2.ドロップ差やロッカー構造、といわれる前へ進む傾斜を自分の足底で作ってやる
3.ふくらはぎは蹴らず、足首は屈曲したまま後ろへ踏んで押す
というもの。
これはこのシューズに必要なフォームそのものでもある。
シューズに合わせて変えなければいけないのではなく、そもそもやらなくてはいけない動きをシューズが強制してくれる、というのが自分の理解。良い。
クッション性
履いて歩くと、カーボンプレートは硬く感じる。ソールが全然曲がらないのでカチカチに硬い。走り始めると、しなるせいでとても優しい。中足部から着地する走り方だと足を振り下ろすような強い着地をしても "衝撃" は全く感じない。その代わり反発として返ってくるので押さえつけて制御する足底や腓骨筋の筋力や、真っ直ぐ反発させる正しい着地フォームが必要。
踵を着くと衝撃はあるので、思い切ってフォアフットで走ると足への優しさが最高潮。
下り坂を走る時に重心を後ろに置いて踵から走っていたんだけど、このシューズでは思い切ってフォアフットで走る。後ろに蹴り出さず、真下に押してやる感じで着地すると下り坂でも衝撃なく、意図しない加速も抑えて走れる。
フォアフット走法
衝撃はないけど反発が返ってくるので、足底筋膜や腓骨筋に特に負荷がかかる。重心より前に着地するエセフォアフット走法をしているとあっという間に足底筋膜を痛める。と思う。このシューズに限った話ではないけど、このシューズは特に負担が強いので気を付けないと危ない。スピード
カーボンプレートが反発するリズムみたいなものがあるので、それに逆らってゆっくり走るのは難しい。体重やフォームに依存したストライドも関係すると思うけど、自分の場合は 4:30/km 以下で走るのは難しい。抑えても 4:40/km。自分の足で加速してやると 4:10/km を軽く超えてくる。問題なのは、シューズが勝手に走っているのではなく自分の力を引っ張り出されているんだということ。すっげー疲れる。ただ、ふくらはぎや足底の仕事をシューズが受け持ってくれるのと衝撃が少ないので走り終わった後のダメージが少ない。
心肺機能やハムやケツが疲れるけど関節や靭帯は元気な感じ。
「フルマラソン後半でも足が残っている」というのはそういうことなのかも。
総評
- 自分の理想とシューズの要求が合致しているので自分には合ってる
- うまく使うと足に優しい。下手に使うと足を壊す。
- 好き
3. フリーラン 5.0 2020
https://www.nike.com/jp/t/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%82%AD-%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%83%A9%E3%83%B3-5-2020-%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BA-NMf7Wt/CI9921-003言わずと知れたナイキ版ベアフットシューズ。5:00/km 程度で 5km くらいを限度とした走行が推奨されている。
クッションも無ければ反発もない。ソールはぐにゃぐにゃに曲がる。
2019 モデルも持っているんだけど、こちらも 27cmでサイズが小さい...つま先までみっちり。
サイズのミスがなければ特に買い換える必要は無かった。
ソール
ヒールの厚みが2種類あって、ドロップ差がモデル名になっている。ソールが厚くてドロップ差が 5.0mm なので 5.0。5.0は靴紐があって3.0は靴紐なし。2019 モデルを 3.0, 5.0 両方持っていて、フィット感は靴紐がある 5.0 が好きでソールの感覚は薄い 3.0 が好きだった。
買い替えにあたって 5.0のソールでもいいかな、と思ったんだけど、やっぱり3.0 の方が若干好きかも。まー、大きな問題ではない。
アッパーのフィット感
2019 モデルのフィット感も好きだった。アッパーのフィット感がさらによくなったのか軽くなったのか、走るときに足にぴったり一体化しているような感覚。良き。
靴紐
2020モデルはシューホールではなくバンドに靴紐を通すようになっている。2019モデルは靴紐をキャタピランに替えていたけど、2020モデルではキャタピランを使うとゆるくてちゃんと固定できない。まー、締め上げて履くようなシューズではない。
ベアフットである意味
このシューズを履いて、路面の反発を受け取るバネと前に進むための傾斜とを自分の足底で作る。足底筋膜、腓骨筋、ヒラメ筋にビッシビシ効く。今だと安定したペースで走れるのは 4:45/km くらい。ズームフライとこのフリーラン両方を使って足底の使い方を意識しながら鍛える。
サウナ -> 水風呂 -> サウナ -> 水風呂 のようにととのう。熱が引ききらないヌルいやつじゃない、キンッキンの水風呂。
この2足のコンビネーションは、良い。
総評
- 補足的なトレーニングに使うシューズ
- これ一足持ちは無茶
- 好き
締め
それぞれ用途を書いたけど、結局どのシューズでも 10km くらいを走る。リアクトで距離が伸びても 12~14km くらいなもの。たまーに20km近く走るけど稀。
リアクトでもフリーランでも手を抜いてゆっくり走るわけではないし力の入り方はほぼいっしょ。
シューズによってペースが全然変わる。技術の進歩は凄い。
ペガサスターボに興味があるんだけど、入る隙がない。
Nike公式とSTEPスポーツ楽天市場店は要チェック。
STEPは公式では定価なのに楽天では値引きしていることがある。クーポンとポイント祭りが重なるとありえない実質価格になる。
公式は新しいカラーリングが出たタイミングでの旧カラーの値引きがエグい。