2009/11/21(土)トラディショナルな2大ギターメーカー

ネックを注文してまだ日数経ってないけどわくわくしてしょうがない。

ネットをうろうろしてみた。そういえば、ギターマガジンを久しぶりに買ったときにレスポール特集をやってて驚いた。
  • レスポール超たけぇ。軒並み 50万てどういうことだ。
    • レスポールって俺が学生の頃 25万くらいだった気がするけど木材の入手が困難になったりしたのか?と思ったら普通に店頭価格が定価の半値なだけだった。一昔前の電化製品以上に定価の意味がない。
  • 菊池英二懐かしい。
    • イエモン世代です。イエモンを見て、手を反らすほどに開いてピッキングするのが正しいんだと思って真似してた。後になって後悔した。
で、ギブソンのサイトを見てみて、進化してるんだな、と当たり前のことを思った。ギタリストってのは脳みそが腐ってんじゃないかってくらい保守的な生き物だと思ってたけど、それはフェンダー限定の話だったようだ。

レスポール 2008 はロックペグ、ブリッジのロック、その他もろもろ、高級ギターだけある装備を身につけてた。チェンバードボディ一択なのはどうなの?ってのとヒールカットはしないの?っていうのが気になるけど。これはこれでアリなんじゃないでしょうか。
科学っ子としては自動チューニング機能付きのロボット・ギターがすげぇ気になる。超カッコいい(超合金ロボ的な意味で)。


3wayブリッジ、シンクロナイズドトレモロ、ウィング形状のストリングガイド、ボディ側トラスロッドをいつまでも引きずるフェンダーとはギブソンは一味違う。フェンダーが変わったのはバスウッドという廉価材を使うようになったことだけか。ウィルキンソントレモロとかも定着しなかったみたいだし。ていうか、ウィルキンソントレモロって今後10年の技術だと本気で信じてた、でも10年ちょい過ぎてみたら全然普及してなかった。
フェンダー"タイプ"のギターは進化してるけど、フェンダーだけ止まってる。

歪ませてなんぼのギターと生音をだしてなんぼのギターじゃ、ちょっとの変更による音の違いをプレイヤーが受け入れるかどうかの違いもあるだろうけど、実際はフェンダーの仕様なんて何十年も前にカビが生えている。時代ごとの名プレイヤーも、ノーマルのまま使ってるプレイヤーの方が少ない。その改造が要求するモノ、をフェンダーは取り込まなかった。
そもそもギターを工業製品として捉えたことがフェンダーの偉業なんであって、音質的な改善や演奏性の改善余地はいっくらでもある。意味不明にありがたがるオッサンしか相手に出来ないメーカーはもう終わってる、と思うけど結構保ってるね、この先も 10年くらいは保つんだろう。

ロングスケールのジャガーとか、P.U.ダイレクトマウントのストラトとか、なんで出せないん?
エヴァギターとか、どうでもいい柄物よりも本質的な変化が必要なんでは。
40年前に CBS に買収されたまま時が止まって、レオ・フェンダーが抜けてメーカーとして死んで、今もそのままなんじゃないの。
エヴァギターとか作ってる場合じゃねぇよ?一部の人が熱くなっているだけでも、温度が急上昇していればそこににエネルギーを投下するのがロック!ってことなのか、三十路喪男相手の商売おいしいです!て事なのかはわからんけども。それはせめてフェンダージャパンでやろうよ。フェンダー本家の看板掲げてやることじゃないと思うよ?


まぁ、文句垂れてもしょうがないので、前向きに弦高調整用芋ネジの底を紙やすりでならす作業をこなすことにする。
このくらい最初からやっとけよマジで...。
レスポールはこんなことなさそうだなぁ...。レスポール持ってもロンドンパンクくらいしか弾くものないから、高すぎるかぁ...。

2009/11/20(金)音叉

音叉って歯に咥えてデコピンするとよく聞こえるし手は開くしでみんなそうしてるものと信じてたけど、ググってみたら「音叉 くわえる」のヒット件数が少なくて驚いた。
ちなみに、音叉の音程は U の字部分で決まるので歯形がついても大丈夫。

ピアノの調律って音叉一本でどうやって 88本の弦を合わせるのか疑問に思ったのでググってみた。音叉と一緒に鳴らして規定の時間内に何回ウネるかで合わせるらしい。へぇ~。最初、説明を斜め読みしたら「時計を使って合わせてください」の意味がわからなすぎた。

音叉でぐぐると楽器関連よりも音叉セラピーという民間療法が引っかかるこの病んだ世界。
音叉の音が気持ちいいのは間違いない。


まぁ、普通はチューナーで合わせる。

2009/11/18(水)ワーマス

安っ!
Warmoth Custom Guitar Parts
USA Cunstom Guitars
MUSIKRAFT

数が出るからセミオーダーでこれだけ細かい指定が用意できるんだろうな。日本でやってるところがないのは、冶具を用意することすらコストに合わないからなんだろう。アメリカの市場サイズすげぇ。

ヤフオクで安物をバラして売ってる業者やこの程度の英語が出来ない人はマジで涙目になったほうがいい。

検討するわ。


日本でテレキャスのネックを三角とかトライアングルとかいうけど、英語圏では Boat っていうのね。船底みたいな形ってことらしい。ネックシェイプじゃなくて Neck contour だし。
無駄に賢くなった。

うぉ、しかもワーマスは30周年記念で 20% off だ。買うしかねぇかな。


と、言うことで買った。塗装もこれからなので届くのは 1ヵ月半後。
送料まで込み込みで $258.09、今日の相場(1$=¥89.35)換算で 23,060円34銭。ちょっと、決算までの数日間ドル暴落しろよ。

幅細め、握りは厚め、ローズネック。アールは迷ったけど 10"(250mm) にしてみた。7.5"(184mm) にすると完全に懐古趣味スペックしか選べなくなるので。トラスロッドはヘッド側から調整できてブリットヘッドじゃないやつがいいだろう、ブリットヘッドダサい。それか、木の音がしなくなってもいいからダブルアクションでネック横から調整できるやつだ。

まぁ、アールがついててローズネックであること以外のスペックは割とどうでもいい。

BECK モデル買っとけばそれでよかったのに!という後悔があると思われるかもしれないけど、元のギターのルックスが気に入っているのでむしろ活かせてハッピーだ。


あ、ギターのネックの話です。

2009/09/21(月)歯茎から血が出ませんか

ギターを売ったお金で再びギターを買おう、という事で楽器屋さんで試奏してきた。目的は三角ネックはどんなもんなのか試すこと、と、実は今のギターの前は安物のいわゆる無難に売れることを目的にした ThinU ネックしか持った事がなかったので太丸ネックも試してみること。今のギターも安物ではないけど ThinU だし。

弾いてみたのはテレキャス三本。アンプはマーシャルとフェンダーで弾いてみた。
何で漫画のキャラクターモデルを選んだかっていうと、漫画は読んでないけどローズネック、塗装がさらさらのマットフィニッシュで好みだったから。

それぞれの感想:
TL55-TX
Texas Special ピックアップなので音が太いらしい。らしいというのは、コレを最初に弾いたんだけどどうやら今持ってるギターもハイパワーなピックアップが載っているので特に変わっているとは思わなかった。三角ネックは意外というか予想通りというか、とても・・・三角です。
三角ネックは握りこんだ時に確かに親指が5弦まで楽に届く。
クラシックグリップでも全然違和感はない。というか、あからさまに三角なのは 7f あたりまでなので単音フレーズには影響ないと思う。

TL55-US
こちらは US Vintage ピックアップで、いわゆるテレキャスターのピックアップ。確かに線が細い。トレブリーっていうよりは繊細?な感じというか、良くも悪くもフェンダーの 1弦2弦の細い頼りない音。低音弦がブリブリの太い音にならずいい感じ。
よくテレキャスは難しい、といわれるのはこのピックアップがピッキングのニュアンスをすごく拾うからなんだと思った。道理で何が難しいのか今までわかんなかったはずだ。

TL68-BECK
こちらも US Vintage ピックアップ。このギターはネックの形状、指板材や塗装以外の部分は TL55-US とほぼ同じスペック。同じスペックのはずなんだけど...やたらとトレブリー、ギャインギャイン。ピッキングにミスって強く引っ掛けたりしたら派手に目立ちそうで弾くのが怖い。
マーシャルでしか弾いてないんだけど、フェンダーでも多分そうだと思う。音のキャラクターが全く違った。
太丸ネックも握りこんで弾くのに困る事はない感じ。
ヘッド裏にBECKのロゴが入ってるのですごく人前に出しづらい。


太丸も三角も握りこみやすかった。三角の方が若干楽な程度。ネックグリップよりも指板のRが影響するのかもしれない。
今まで太いフレットしか触った事がないので細いフレットは違和感がある、まぁ慣れる。
で、Fender Japan も鳴るよ?本家に3倍も4倍も出すほどの違いがあるとは思えない。ちゃんと試奏して買えばいい。この値段で 1ピースボディなのでいい部材は使えてないだろうけど、組み込みとかはちゃんとしてると思う。

脚注:
製品紹介ではなく俺の主観なのと、あくまでも店頭に並んでいたギターを弾いただけなので個体差があります。BECK モデルもこのモデルの特徴ではなく個体差が激しい一本だったのかもしれません。

2009/09/16(水)フラッシュを焚くと眉毛が消える

妹が木村カエラのライブに行ってきたらしい。
生でもちゃんとうまいらしい。

ところで今、ギターを買おうか悩んでいる。
今のギターは見た目と音はいいんだけど、テレキャスの癖にネックが 400R の ThinU なのでえらく弾きづらい。
で、木村カエラと聞いてCAR のセル巻きテレキャスターを買おうかと思った。

が、このモデルにはトライアングルネックがない。実際にトライアングルが自分向きかは試奏してみないとわからないが、Uシェイプを弾いたときの感じではトライアングルの方がいいんじゃないかと思ってる。

悩んでいる。カエラギターが選べないことじゃなく、好みのネックが見つからないことを。

具体的にどういうネックがいいのかっていうと、
握り込めるトライアングルネックでローズ指板
塗装はさらさらなフィニッシュがいい、オイルフィニッシュか、サテンフィニッシュって言われるやつ

がいい。これはミッシェルに出会う前からの好み。ミッシェルに目を止めたきっかけもローズネックのテレを弾いてるっていうことだった気がする。
メイプルのぺちぺちした触感は好きじゃない。

ローズじゃテレキャスの音じゃない、という意見もあるだろうけど、俺はテレキャスの "芯をくりぬいた木を叩いたような" 中音域が好きなので、別に高音域が減ろうが構わん。そんな音だよね? 構わん、というか、好きな高音域のギャリギャリ感はブリッジによるものなのでネックによって出る差はどうでもいいっつーか、"いわゆるテレキャスの音" じゃなきゃっていう懐古趣味を持ち合わせていないっつーか。


"何年製のレプリカモデル" じゃなく、もっと柔軟にラインナップを広げてくれないものか。

悩む。