2010/03/02(火)「パクる」と「踏襲する」

JASRAC 「Twitterで歌詞つぶやいただろ?金よこせ」

こういう話って、某 JASRAC の中の人が似ても似つかない曲に対して「俺の曲パクっただろ!?」ってイチャモンをつけて、あげく金を取れちゃった時あたりから JASRAC が著作権ゴロを始めたような印象がある。
「あ、これって金になる」って気づいちゃったんだな。

3コードとペンタトニックの世界で生きてる人間は特にだけど、さらに現代的な音楽をやってる人も、ビートルズやそれ以前の録音機材すらない時代のブルースマン達、さらにはもっと昔の音楽理論を組み上げた人たちへのリスペクトを忘れちゃだめだよな。
自分も過去の偉人や、偉人でない人も含めて過去の人達の財産を引き継いで、その上でものを作っているんだ、という意識。
リスペクトを無くすと彼の人のようになる。

ビートルズが著作権ゴロだったら世界中からポピュラー音楽が消えてる、バディ・ガイやボ・ディドリーが著作権ゴロだったら世の中からブルースやロックンロールが消えてる。そうであったら悲しい事だ。

ウィルコ・ジョンソンとアベフトシはお互いを尊敬しあい、感謝しあっている。これはおかしなことだろうか、素晴らしいことじゃないだろうか。

記念樹という曲が世の中から抹殺された経緯には憤りもあるけど、それよりも、悲しい、と思う。


記念樹も元ネタも知らんけど。