2021/05/01(土)2021-05-01

以前、サンダルでマラニックに出かけてうっかり道に迷って想定していた以上の距離を走ったときに気づいた事があります。
ペラペラなソールで接地するには足底筋膜の力で衝撃を吸収する事が必要になるんですが、慣れていないとこの筋肉はすぐに力尽きます。特に普段厚底シューズをメインに履いている場合、ましてやプレート入りをメインにしている場合は足底筋膜はふにゃふにゃの貧弱な状態のままかもしれません。

で、接地の衝撃を足底で吸収できなくなるとひとはどうするか。
無意識に、指を路面に突き立てて、指も接地に参加させる事で衝撃を吸収しようとし始めます。
拇指球小趾球のラインのMP関節を背屈させた状態で設置して、底屈により衝撃吸収と蹴り出しのちからを生み出す、という理想的な接地とは真逆に、底屈させた状態から接地してしまうため蹴り出しの際に足のしなりを生み出すことができなくなります。無理くりにサブスリーペースは出るかもしれませんが、それ以上はツラいでしょう。まぁクソみたいなフォームで走っちまったもんです。
あと、指に体重がかかれば腓骨筋に過負荷がかかるので危険です。炎症で済めばいいですが、くるぶしの箇所で脱臼したら完治はしないでしょう。適当に腓骨筋腱でググって解剖図を探せば、大きな力を掛けていい筋肉かどうか直感だけでわかります。

裸足ランナーやサンダルランナーにはあえて指を使う、とか足の裏が固くなっただけでデタラメなフォームで走れる稀有な才能の持ち主がたくさんいるみたいです。
よくそこまで自分の肉体との対話を無視できるな、と感心します。割とムカついています。

そして、そういう人に是非見て欲しい間違いない正解の一つ。裸足で 2:59/km。
高岡さんやべー。



サンダルランナーの皆様。
指力だの何だのカンだのとデタラメを並べるならこれ以上の説得力をもたせるようにお願いいたします。
3:00を切れないなら黙れ、というつもりはありません。その口からクソを垂れる前に、このフォームを否定する正当な理屈を考えてください。

追記:
はだしやサンダルの人で外反母趾みたいな形の人が不思議だったんだけど、解けたかも。
指力、とかいって地面に突き立ててるから靴のつま先がないのに前方から詰められるという器用な事をしてる。