2019/11/01(金)チルチャック

「フォアフット走法」というものを最近知った。
踵を着けずに走る?スプリントなら当然そうだろう、でも、10km以上の距離でそんな事したらふくらはぎが張るどころかアキレス腱切れるだろ、そんなふうに思っていたことが僕にもありました。
でもなんか、ナウでオシャレそうなのでYoutube を見たりしてフォームを変えてみた。

「腰を高く、足は拇指球と小指球の間で平行に着地、蹴り出すのではなく後ろに押し出すように進む。」
だそうな。
いや、どうしたって踵から着地するし、それを避けてつま先で走ったらあっという間にふくらはぎパンパンになるし、さらに続けたら足底腱膜炎まっしぐらだし、なにいってだコイツら。
そして股関節を痛めた。足底腱膜もイヤな雰囲気を醸し出しているよ。

そして何よりかにより、ペースが全然上がらない。
走り始めの、膝や足首や足底を痛めていた頃でも5:00/kmを切るペースで走ったりしていた。
今は6:00/kmくらい、5:40/kmくらいで結構たいへん。そこからつま先着地でペースを上げたって 1kmも続くわけない。なんだこりゃ。

今日も 5:50/km程度のペースで 3km程度走ったあたりで、もう足が痛み始めているし疲れも出ている。こんな調子では今後走り続けるのも億劫になってくる。

走りながら、裸足で走ると良い、という話を思い出す。それは何となく分かる。たしかに拇指球あたりで着地したうえで蹴り出していく感覚になるのはわかる。でも疲れるような?
都会の道路で裸足で走ったらガラスの破片を踏んで血を見ることは火を見るより明らか。

裸足で走る事はできないけど、とりあえずランニングコース横の草むらを走ってみた。疲れた膝にも優しいしね。
草に足を取られないように、小石を踏んでも足を取られないように走ると自然と腰を高く保って走るようになる。それは現役の頃から知っていた。
それで 1kmくらい走っていたら自然と拇指球で走ってる事に気がついて、唐突に現役時代のフォームを思い出した。


そして知った、現役時代のフォームはまさにフォアフットだった。ヒールアタックだと思って走ってたよ。
Youtubeとかでコツとして紹介されていることも、ほぼ実践していた。
  • 膝を内側に締め気味に上げると、足を水平に下ろす事ができる
    • 疲れて来くるとガニ股のまま着地、蹴り出し、とやりたくなるけどそれは股関節をヤる
  • 足はリラックスしつつ前方へ振り出す。前方へ振り出しているけど重心の前方ではなく真下気味に着地
  • つま先を下に向けるでもなく自然に踏み出しているけど拇指球と小指球のあたりから着地して踵まで使ってぎゅむっと抜けていく
    • そして蹴る
    • 上に飛び上がるように蹴るのではなく、後ろに押し出すように蹴る動きに勝手になっている
    • Youtubeとかでいわれている程押している感覚はなく、間違いなく蹴っている
    • 腕の振りの大きさが後ろへの蹴りと如実に連動して強化する感覚がある
何が間違いだったか、というと一点。膝が伸び切っていた。もう、そんだけ。だから拇指球で着地できない。腰を高く、という意識が暴走して膝も高い位置に置いてしまったのが原因。
思い出したフォームだと楽に走っても 5:30/km を切る。しかもそのペースならどこも傷める事なくいくらでも走れる気さえする。

楽しくなってきた。
チルチャックはハーフフット。