2012/01/14(土)いつかのMartin、という物欲を半ば諦めた

楽器屋さんでD-28を弾いてみた。
指弾きには000だろう、Dは低音が緩くなったりするんでは?という先入観があって触ったことがなかったんだけど、楽器屋さんが「Dもいいですよ」と言う(むしろ全てにおいてDが上、という表現だった)ので弾かせてもらった。

確かに、低音が緩くなるような事はない。ストロークした時にはボディがデカイだけのことはあってガンガン響く。なんていうかこう、000だと狭くて、木箱にぶつかるような感じ?Dだと柔らかく広がっていく感じ?(※イメージです)。低音が"コーン"と出て欲しいなら000だけど、Dのどーんと出る感じも、これはこれでいい。
マーチンのガツンと来る中域も出てる。

OM-1も弾いたけど、こちらはリトルマーチンの音に近い。もちろん鳴りのピークはちゃんとギターの範囲にある。マーチンサウンドではないけど、バランスがいいので10万円のギターとしてはかなり完成度が高い。お金持ちの一本目もしくは三本目を目指す二本目にこれは良い。
マーチンのガツンと来る中域は無い。

D-28を弾いて、ドレッドでもいいなと思うと同時に、この音なら今持っているFurchから持ち替える程の魅力はないな、とも思ってしまった。
なんだろ、また「ピンと来ない」。


んで、考えてみた。
今日の D-28、クロサワで弾いた000-18、000-28。その他ビンテージの 000-18数本。講師の方の 000-28、ドルフィンで弾いた 000-28。
あれ?ピンときたのは全部カスタムモデルじゃね?カスタムモデルってアレだ、HDの38万とかじゃなくて、50万超えるようなヤツ。イングルマンとかマダガスカルとかブラジリアンとか。
材って同じ種の木だったら言うほど変わらないだろ、と思ってたんだけど、こんなに変わるのね...。ちょっと手が出ないです。


手が出ない事に気づいてしまったのは残念だけど、マーチンレギュラーなら Furch でも比肩しうる事に気づけたのはよかったと思う。うっかり 18万くらいの中古を買って後悔する可能性を潰せた。


Furchのコストパフォーマンスは業界を挙げて潰すべきなくらいやばいんでは。