2023/05/18(木)とうが 俺式

ベアフットランニングで有効とされる Toe-Ga というエクササイズがある。これを俺式に考えてみた。

意図としては、

  • 足底筋膜の遠心性収縮を鍛えたい
  • 足底筋膜自身の収縮を意識しないクセをつけたい
  • つまり ウィンドラス機構 の強化
  • 指はどうでもいい

やり方

  1. 普通に立つ
  2. 拇指球を接地したまま、趾を全部背屈させる。(指を持ち上げる)
  3. 趾を広げる
  4. 趾をリラックスさせて最初に戻る

足部の意識で大事な事はウィンドラス機構が働く事。指を背屈させたときが、最も土踏まずが持ち上がるハズ。これが大事。

路面への荷重の乗せ方は股関節と体幹で制御する。足部自身で身体全体をどうこうしようとすることは無茶。

ウィンドラス機構を働かせる、ウィンドラス機構が働く走り方を身につける、というのが怪我をしないランニングの最重要項目なんじゃないかと思う。

与太話

浮き指

ウィンドラス機構が大事、となると浮き指はいけない、という説に矛盾するように思えるかもしれない。指が浮く原因は、指が背屈しているからではない。重心より前に接地している事が原因。重心の真下に接地したら、全力で背屈しても指は接地する。

趾が甲に着くまで背屈できるレア体質の俺が言うんだから間違いない。

接地位置との関連付けをせずに、安直に指を下に向けましょう、というのは有害な指導。

タオルギャザー

意味あるかなぁ。遠心性運動の強度を高めるためにある程度の短縮性運動ができる方が良いのは分かる。現場で必要な能力が遠心性運動であるなら、ある程度の筋力が付いたら遠心性運動や等尺性運動を主に行って鍛えるほうが良いと思う。白線組織が弱ければ怪我をしやすいけど、地道に地道に鍛えないと鍛える過程で怪我をしてしまうので筋力だけを鍛えるのは危ない。

MTP関節を底屈させるクセが付いてしまうのも良くないかもしれない。

2023/05/15(月)膝は使わない その2

膝は使わない 正しそうな気がする。結構、膝を突っ張るくらいの気持ちで走ったほうが良いのかもしれない。

とある日のレースで、左脚を使えている気がしなかった。ハムケツが働いてないなぁ、と。

とある日のジョグでふと思った。膝をもっと使わなければいいのかも。着地の瞬間に膝を突っ張るくらいの気持ちで走ってみるとハムケツが働いた。なるほど。

ただし、ピーンと伸ばして突っ張ると逆関節になって痛そうなのでリラックスした角度でロックするように。

2023/04/26(水)インフルエンサーに気をつけたい

筋トレ界隈でもエセインフルエンサーの見分け方、という話題があって、どこの世界も同じだなぁ、と。

大麻抽出成分であるCBDの利用をマラソンランナーに対して推奨する動画がありました。 マラソンランナーも癒やされたい

日本薬剤師会と日本スポーツ協会が作成した 薬剤師のための アンチ・ドーピング ガイドブック

こちらの19ページ目に

  1. 禁止されないカンナビジオール(CBD)の製品は大丈夫ですか?
  1. 大麻植物から抽出された CBD 製品には THC を含む可能性があるので注意が必要です。

とある。

なんらかの公認競技の選手であれば、サプリメントや薬がインフォームドチョイスプログラムの認定を受けているかを気にするのは当たり前。風邪薬や、とくに喘息の薬は禁止薬物が配合されている事が多いので、スポーツ選手であれば必ず確認する。そして、CBD配合の製品にインフォームドチョイスプログラム認定を受けたものは存在しない。まさにCBDが配合されている事がその理由。

合法だから良いんだ。という考えはスポーツ選手として、ましてやこれから指導者を目指す人間としては、度が過ぎた馬鹿であると断言できてしまう。

アンチ・ドーピングの規約は犯罪抑止のために策定されているのではなく、公平性を維持するために策定されている。合法かどうかは策定基準と関係がない。

ガイドブックで注意喚起されている薬物を良いものであるとして広める行為には悪質性があると俺は思う。

2023/04/23(日)ランニングパンツの選び方 - 与太話

閲覧注意

マラソンシーズン最終盤ですが、一足先にトラックシーズンに入りました。フルマラソンの結果が全然振るわないからやさぐれたとかそういう事ではなく。フルマラソンシーズン終盤走る気ないけどフルマラソン嫌だけど何かないかな、と探したという事ではなく。

1,000m, 1,500m, 3,000m, 5,000m, 10,000m を一日で走りました。レースの間隔は15~20分くらい。

レース結果はどうでも良い。いいレースもあり、あまりふるわないレースもあり。悪いレースはなかった。そんなことより先っちょが痛い。去年まではナイキのインナー付きランパンで走っていた。多分、全レースこれだった気がする。今年のマラソンシーズンにNBのインナー付きランパンを買って、これはスマホポケットがインナーに付いていて便利なので愛用している。レースではスマホではなく 200ml のボトルにエネルギージェルを入れている。このランパン、生地や作りが多少硬い。履く時にももうちょっと腰回りが伸びてくれ、と思う。

全レースが終わってトイレに行って、なぜか痛い。朝イチに、残り汁で張り付いていたのが剥がれる一瞬の痛みがずっと続く感覚。気づかないうちに結石でも出た??とか思っていたが、お風呂でみたら先っちょが擦れて薄っすらとうろこ状のかさぶたが出来ている。

フルマラソンのランパンと、トラックレースのランパンは選び方を変えた方が良いのかもしれない。トラックレースではインナーがピッタリしたものを選ぶのが安全。

翌日には痛みはなくなったので良かった。