2023/03/06(月)続々・ぬけぬけ病?

なんとなく克服できて来そうな気配。

接地がフォアフットに寄ってしまっていたのが良くなかった、というのは正しいと思う。どう改善するか。単純にかかとから着けば良い、中足部で着けば良い、というわけではないようだ。

何も考えずに走っていると、今はついつい接地が前寄りになってしまう。中足部で正しく接地するにはどういう意識を持てばよいのだろう。意識して中足部からついてみても、路面からの衝撃を吸収できるポイントにはまっていない感覚がある。これは、単に足部を意識してみてもうまくいかない。重心や体幹、股関節も含めた動きが出来ていないといけないようだ。

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脚の回転の先端がどこなのかを意識するのが自分にはわかりやすいらしい。

図の赤い円を描くペン先にあたる箇所はどこなのか。ペン先は、中足部の少し後ろ、土踏まずの外側。接地のときだけでなく、ずっとここが円周を描いている動き。これを意識できると、他のところから情報として拾っていた、かかとが先行して引き上がる動きというのも噛み合った気がする。

これは自分の場合の話なので、前足部で接地する人はこの軌道を描くのも前足部なのかもしれない。接地した箇所が円の軌道上にある事が重要なんじゃないだろうか。

あと、足底の筋膜に負担がないように走っていたけど鍛えられてもいるようで、ここが伸張しながら反発する事も大事みたい。意識し始めた頃と比べて、下り坂を駆け下りるときに速度を上げても衝撃を吸収できるようになっている。変な風に使うと怪我をするけど、使う必要はある箇所っぽい。きっと。フリーランを履き続けてよかった。

2023/03/04(土)脚が売り切れる原因探し

一つ潰れたかも。

脚が売り切れる、脚が完全に止まって回復しなくなるのは代謝性アシドーシスのせいである。この仮説は成り立たなそう。

先日のフルマラソンで、出走前に重曹を飲んでみた。エイドのジェルにも少しづつ重曹を入れてみた。(含まれているクエン酸と反応して大変だった)

体内をアルカリ性に保ってみても、売り切れるときは売り切れる。

残念。

今の所有力な対策は、30km以上のペース走をする。 LSDでは十分ではないようだ。

2023/02/18(土)脂肪を代謝する体質

回路自体はTCA回路なので滞ることはない。滞ったら糖質の代謝も滞るので大変なことになる。

じゃぁその前段か。リパーゼが足りないなんて事があるか?アセチルCoAが不足する事があるか?カルニチンが不足することがあるか?そもそも代謝回路が不活化する事があるか?

ねーわ。少なくとも普通に食事をしていたらメチオニンは不足しない。不足したら脂質代謝なんてレベルじゃなく大変なことになる。

ていうか、並べてみたら全っっ部滞ったり活性が下がったりしようがない機能しかない。

2023/01/21(土)「脚が売り切れる」枝葉の片鱗を理解した

脚が売り切れるってなんなんでしょうね。フルマラソンを走った方は全員経験してると思いますが、どういう生理現象なんだろう。

感覚的には乳酸が溜まった状態によく似ているけど、フルマラソンのペースは乳酸作業閾値の遥か下なので主要な筋肉で乳酸が湧く事もないし、多少湧いた所ですぐに処理されてしまう程度のはず。よくわからん。自分の場合、脚が尽きるときにはお尻の外側から下の部分にかけて、大殿筋が動かなくなって終わる。

で、30kmのペース走をしてきた。設定は4:20/km。

最近の股関節の不調の原因が内転筋を使えていない事にある気がしていたので股関節が外に広がらないように意識して走っていた。疲れると広がってしまうので、まだクセ付けや筋力が足りないんだろう。

27kmくらいで脚が尽きそうな予感が出てきた。乳酸に似ているな、と思い深呼吸してみる。息が上がっているわけでもなく心拍が高いわけでもないので、酸素を取り入れたところで特に何も起きず。

ふと気づいたのが、股関節が外に広がっている。内側に締める意識をしたら大殿筋の負担がちょと減った。そんな気がした。なんとなく。そこはかとなく。実際、そこからちょっと余裕を持ってペースを上げられるくらいで走り切れた。

結局脚が尽きるという事がどういうことなのかはわからない。フォームによって負荷が集中してしまうか所がある事と、その緩和という策は得られた。

以下駄文。

pH だろうか?乳酸が湧くと酸性に傾くらしいので、これが疲労として現れるのはなんだか筋が通っている気がする。走る前や補給でビタミンCやクエン酸を摂るといいのかも?クエン酸といえば、梅干し2個で5g摂れるらしいんだけど、クエン酸の重さを計ってみたら 5cc で 5g だった。5ccって、1Lの水に溶かしてもかなり酸っぱい量。どんだけ摂ればいいんだ。

クエン酸について調べてみた。

「クエン酸は酸性だけど体内をアルカリ性にします」の機序が気になったのもある。結果、クエン酸が体内をアルカリ性にするのは嘘だった。

正しくはクエン酸Naやクエン酸Kなどのクエン酸塩が体内をアルカリ性にする。弱酸性残基と強アルカリ塩の化合物なので、そもそも体内に入る前からアルカリ性。クエン酸塩で体内がアルカリ性に傾き、クエン酸ではアルカリに傾ける効果はなかった、という研究データもある。超絶わかりやすい。納得。

「クエン酸が体内をアルカリ性にする」の根拠で見たのは、「強アルカリの膵液と混ざってクエン酸ソーダになるのでアルカリになります」というもの。収支という概念がない世界線の話だった。

クエン酸塩について、クエン酸回路に入ることが必要なのか不必要なのかよくわからない。クエン酸回路に入ることが必要ならクエン酸Naがいいだろうし、クエン酸回路に入らなくていいなら炭酸水素Na飲めばいいだろう。pH緩衝材として緩やかに液性を変化させるように働くので、急にpHが上がる事もないはず。

クエン酸と重曹を混ぜるとクエン酸ナトリウムと炭酸になります。ポカリを混ぜたら、甘みを感じやすくなった気がする。うまい。

2023/01/20(金)Adidas Adios pro 3

今更だけどレビュー2弾。
Adidas Adios pro 3

https://shop.adidas.jp/products/GX6251/
AdizeroPro3.png
履いたのは数回。今は履いていない。
練習で2回、フルマラソン1回、ハーフマラソン2回。

ミッドソールはモチモチ系。
反発は強め。FuelCellよりは反応が速い。
軽い。今まで履いた厚底の中で、一番発泡スチロール感がある。見た目の割に軽いという意味で。

安定感はある。
幅が広いからだろうか。左右のブレはない。
沈み込みも大き過ぎはしない。zoomxよりは沈むかもしれないが、Fuelcellほどではない。

接地感は意外とある。
プレートが硬い感覚はあるけど、左右のねじれに対する自由度はあるので、路面を捉えやすい。

接地位置の自由度が高い。
ミッドから着いて良し。ミッドから着くとペースのコントロールもしやすい。無理なく遅く走れる。
ソールの拇指球のちょっと先の位置に切り欠きがある。荷重がここを超えるか超えないかで大きく走り方が変わる。ここを超えると、3:45/km 以上で走るのが自然な動きになる。市民ランナーには正直しんどい。サブ2:50を狙う人にはここを使うか使わないかでちょうど切り替えができていいかもしれない。

履いた結果、相当速い。
フルマラソンは 35km近くまで 3:50/km を切って走って潰れた。横浜の高速道路なので...。
ハーフマラソンは調整として 4:00/km のペーサーについて走ったけど、
ラスト4kmからスパートを掛けて 1:22
ラスト10kmから離脱して 1:21
多分、単独で 3:35/kmくらいで走っている。

ミッドソールは最高。本当に最高。

致命的なのがアッパー。
自分は、足部の背屈の可動域が異常に大きい。
親指が足の甲に着くまで曲がる。
革靴は、指の付け根の屈曲する線に沿って横縞が入ってパックリ割れる。
ペガサス36のメッシュでも痛い。

アディオスプロのアッパーは全然伸縮しないメッシュ。
これが曲がると、硬度を持って足の甲に当たる。
ハーフは当たるかも?と感じて紐を調整したら問題なく走れたけど、フルマラソンの後は水ぶくれ&打撲でぐじゅぐじゅ。疲労もあったけど、後半は痛みでうまく走れずリタイア。

シュータンやシューレースを通すループの構造は、自分の足の形と関係なく、ダメな設計なんじゃないかなとも思う。シュータンとアッパーの接合部、ループとアッパーの接合部は、ホント設計がデタラメ。
接着剤と中学生のたま止め結びみたいな雑さで厚さ3mmくらいになっているループの接合や、硬い素材が足の甲より狭いシュータンの型が意図的なのだとしたら、信用、信頼のしようがない。


という、最高のミッドソールだけどアッパーの相性が最悪なシューズ。
足の指がほぼ背屈しないよとか、パリッパリのメッシュでも当たりが気になったことないよって人にはきっと最高のシューズ。
中足骨が痛くなることがあるという人は絶対にやめておけ。