2021/03/22(月)厚底を捨てようと思う

15kmを on cloudflow で走ってきた際のストライド、接地時間、ピッチのグラフ。by Garmin RDPOD。
アベレージ 4:30/km。特別速いわけではないそこら辺にいるレベルのおじさんランナーです。
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10km以降に、足底の接地・反発とハムストリング上部の連動がバチコンとハマった感覚があって、「30年前ってこんな感じだったかもー」と思いながら走っていました。
結果を見ると、ハマった感覚を得たところで如実に接地時間が短くなり、歩幅が伸びています。
ピッチは微増しているので速度はかなり上がっています。
接地時間が短くなった感覚はわかるような気がしますが、ストライドを伸ばす意識は皆無でした。

「大殿筋を使って蹴るためにはMP関節の屈曲が大事ですよ」というのはタカヤマラソンさんのYoutube動画だったと思うのですが、探しても見つからないんですよねぇ。まさにこの言葉通りの事を体感しました。

これ、MP関節を使いながら拇指球小趾球で路面を捉えて横アーチの反発で路面を跳ね返す、という意識を持たなければたどり着けなかったと思っています。
そして、この感覚はプレートの入った厚底シューズでは知覚できない。

自分はプレート入りの厚底で走るときには、足底の力は抜いてしまっていました。プレートが代わりに反発してくれるので、脱力していて構わないし、省力化によってスタミナを残せるのです。
なので、自分の走り方だとプレート入の厚底シュースでは今回の気付きは永遠に得られなかった事になります。

ナイキの厚底はフォアフットでないと使いこなせないと言われるけれど、フォアフットで走るための学びは阻害する。すでにフォアフットを正しく身に着けているのでなければ、デイリートレーナーには薄底を選ぶのが良さそう。

2021/03/21(日)厚底でも走れる様になったので厚底を捨てようと思う

  • 足裏の横アーチが強化されて、フォアフット気味でもふくらはぎが張らずに走れるようになってきた。
  • 足指と中足骨の間のMP関節の屈曲をうまく使う事が重要で、これは薄底などのソールが屈曲しやすいシューズを履くと身につきやすい。
    • 厚いか薄いかよりも屈曲する事が重要な気がする
  • 厚底のような屈曲しないシューズだと足裏のどこに一番荷重が掛かっているか、という感覚を遮断されてしまうので、身につきづらい。固いカーボンプレートがあるとこの感覚は完全に遮断される。
  • どこに荷重をかけて設置すべきかを把握したあとなら、厚底でもシューズの中でMP関節の屈曲と荷重を意識する事ができるようになる。できるようになる、というかしなければ正しく推進力を得ることができない。
んで、
  • 路面からの衝撃によるダメージはほぼ受けないので過剰なクッションは不要。衝撃を受けるのであれば、いなすためのフォーム改善や足底の強化を行いたい。なのでデイリートレーナーに厚底は不要。むしろ邪魔。
  • レースにおいては、ナイキのカーボンを履くと速く走れる。けど、今の所一分一秒を削り出したい、という意識はない。
    • on cloudboom の履き心地が好き
ていう話をしたいんだけどうまくまとまらない。

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2020/08/30(日)プロネーション

プロネーション。
膝が痛む原因の一つと言われる。
土踏まずが落ち込んで、足首が内側に倒れるので、膝がX脚の形に倒れ込む動作。これが許容範囲を超えるとオーバープロネーションと言われて足首、膝、股関節の故障の原因になる。

シューズやインソールで土踏まずを支える事で予防する事が多い。
ジョグ用シューズは結構この辺の機構を盛り込んでいる。

On の Cloudflow を履いたらこのプロネーションをかなり抑えてくれたので思った事などをつらつらと書く。
個人の感覚に基づく推測です。

リアクトインフィニティもアーチを補助していて、人によっては押し上げが強すぎるという感想もあるらしい。でも、自分の感覚ではプロネーションが起きる。
Cloudflow は多少インソールがもっこりしている程度で、強いサポートは感じないけどプロネーションが起きにくく感じる。
この違いはなんだろう??というのが気になった。

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2020/08/27(木)On Cloudflow

On CloudFlow

新しい相棒。
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自然な履き心地。
アウトソールの見た目がイロモノっぽい。
今はもう On の知名度が高いのでイロモノでない事は知られているけど、見た目のインパクトは今でもなかなかのもんである。なので履き心地を疑われるかもしれないが、非常に自然。

リアクトインフィニティランFKが今の所最高のシューズだけど、Cloudflow はこのシューズならではの良い所がある。

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2020/06/28(日)シューズが進化しているけど

気になる。

カーボンプレートに頼るランナー

最近、ズームフライ3でうまく走るコツをひとつ掴んで、これは良いことばかりではないな、と思っている。
足底を痛めた、という話を聞くし、自分も腓骨筋腱炎を起こした。
細かいフォームの話は割愛。

カーボンプレートを活かすと、こんなメリットを享受できる
反発により、接地時間を短くして回転数を上げる事が容易
後ろさばきで強い反発をもらう、という説もある。自分はそれで腓骨筋腱炎を発症した。
今は、前さばき気味で走っている。反発により接地時間を短くできるので、回転数を上げられる。反発を瞬間的に得て足を引き上げるには、足裏で路面を叩くので本来はアーチの筋力が要るけど、ここをプレートに頼る。足底はなんならリラックスしたまま、振り下ろしだけは強い。意識が混乱するけどやってみると具合がいい。
すーごく楽にペースが上がる。他の部位に負荷は掛かる。掛かるけど、臀部やハムの大きな筋肉の力が必要なくらい、どうとでもなる。足底やシンスプリントの負荷が少ない、衝撃が少ない、というのはものすごいメリット。
プレートの衝撃吸収により、前足部~中足部での着地は相当強くしても衝撃は足裏まで届かない
カーボンプレートが入っていると、下り坂でも思い切ってプレート任せに中足部から着地すると衝撃がない。
河川敷と土手を行き来する坂は勾配がきついけど、こういう坂でも中足部から着地してしまえば衝撃はない。うっかり他の靴でこれをやると衝撃が脳天まで突き抜けるし中足骨が砕け散りそうになる。

これは前さばきで回転数を上げるときもそうで、自力の足底筋では優しく接地する必要があるし、瞬発的に路面を跳ね返すには筋力が必要だ。カーボンプレートなら、無思慮に路面に叩きつけて帰ってくる反発で回転数を上げられる。

カーボンプレートの効果がデカい。
プレートが補助してくれる部分をどう埋めるか、頼りっぱなしでは自力が付かないので、考えないといけない。

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