2023/05/20(土)質が高いジョグ
「質が高いジョグ」という言葉を聞くことがある。
かつて、ハギランのハギさんがサブスリーした頃に言っていた。まかランちゃんが今、トラックシーズンは質の高いジョグを心掛けている、と言っている。
二人がいう「質が高いジョグ」はそれぞれ意味が違いそうだな、と思った話。
ハギさんが言う質が高いジョグは、軽快走やビルドアップ、変化走を取り入れてジョグの強度を高めましょう、という意味合いだと理解している。ポイント練習のような強度ではないけれど、ジョグの範囲内で強度を高めよう、という話。
サブスリーを狙うくらいのレベルの人は、市民ランナーとしてはレベルが高いとは言え、部活生や実業団選手を倣ったメニューをこなす身体の強さはないので。怪我を予防するためにはポイント練習はまだ早いよ、と。
まかランちゃんの言う質が高いジョグは強度のことではなさそう。多分、動きの質に気を使っているという事なんじゃないかと思っている。ジョグペースでも瞬発力やバネで走る。ペースに関わらず、同じ筋肉を使って同じ動きで走る。
というのはそれぞれの時期に自分も同じことを考えていた。
サブスリーの頃、インターバル等のスピード練習は要らないと思っていた。キロ4:15で押すために必要なのは持久力であり、スピード練習は不要。無理にスピードを上げると怪我をする不安を感じたので、スピード練習せずに 3:20/km を出せるまではジョグで脚作りをした方が良いかな、と思っていた。
今は、ペースに関わらず、シューズに関わらず、路面の勾配に関わらず同じ動きで走れることを意識している。同じ動きと言っても、外から見て同じかどうかは知らん。同じ筋肉を使っている。ジョグでもスピードに必要な筋肉を鍛えられる。筋トレのためにそうしているわけでもなく、長距離を走る上でも効率が良い動きになる。小さい筋肉を動員するより、なるべく股関節に力を集中させた方が長い距離も保つし、スピードも出る。
ていう事なんじゃないかなぁ。(確信はない)
2023/05/18(木)とうが 俺式
ベアフットランニングで有効とされる Toe-Ga というエクササイズがある。これを俺式に考えてみた。
意図としては、
- 足底筋膜の遠心性収縮を鍛えたい
- 足底筋膜自身の収縮を意識しないクセをつけたい
- つまり ウィンドラス機構 の強化
- 指はどうでもいい
やり方
- 普通に立つ
- 拇指球を接地したまま、趾を全部背屈させる。(指を持ち上げる)
- 趾を広げる
- 趾をリラックスさせて最初に戻る
足部の意識で大事な事はウィンドラス機構が働く事。指を背屈させたときが、最も土踏まずが持ち上がるハズ。これが大事。
路面への荷重の乗せ方は股関節と体幹で制御する。足部自身で身体全体をどうこうしようとすることは無茶。
ウィンドラス機構を働かせる、ウィンドラス機構が働く走り方を身につける、というのが怪我をしないランニングの最重要項目なんじゃないかと思う。
与太話
浮き指
ウィンドラス機構が大事、となると浮き指はいけない、という説に矛盾するように思えるかもしれない。指が浮く原因は、指が背屈しているからではない。重心より前に接地している事が原因。重心の真下に接地したら、全力で背屈しても指は接地する。
趾が甲に着くまで背屈できるレア体質の俺が言うんだから間違いない。
接地位置との関連付けをせずに、安直に指を下に向けましょう、というのは有害な指導。
タオルギャザー
意味あるかなぁ。遠心性運動の強度を高めるためにある程度の短縮性運動ができる方が良いのは分かる。現場で必要な能力が遠心性運動であるなら、ある程度の筋力が付いたら遠心性運動や等尺性運動を主に行って鍛えるほうが良いと思う。白線組織が弱ければ怪我をしやすいけど、地道に地道に鍛えないと鍛える過程で怪我をしてしまうので筋力だけを鍛えるのは危ない。
MTP関節を底屈させるクセが付いてしまうのも良くないかもしれない。
2023/05/15(月)膝は使わない その2
膝は使わない 正しそうな気がする。結構、膝を突っ張るくらいの気持ちで走ったほうが良いのかもしれない。
とある日のレースで、左脚を使えている気がしなかった。ハムケツが働いてないなぁ、と。
とある日のジョグでふと思った。膝をもっと使わなければいいのかも。着地の瞬間に膝を突っ張るくらいの気持ちで走ってみるとハムケツが働いた。なるほど。
ただし、ピーンと伸ばして突っ張ると逆関節になって痛そうなのでリラックスした角度でロックするように。
2023/04/26(水)メモ
2023/04/26(水)インフルエンサーに気をつけたい
筋トレ界隈でもエセインフルエンサーの見分け方、という話題があって、どこの世界も同じだなぁ、と。
大麻抽出成分であるCBDの利用をマラソンランナーに対して推奨する動画がありました。 マラソンランナーも癒やされたい
日本薬剤師会と日本スポーツ協会が作成した 薬剤師のための アンチ・ドーピング ガイドブック
こちらの19ページ目に
- 禁止されないカンナビジオール(CBD)の製品は大丈夫ですか?
- 大麻植物から抽出された CBD 製品には THC を含む可能性があるので注意が必要です。
とある。
なんらかの公認競技の選手であれば、サプリメントや薬がインフォームドチョイスプログラムの認定を受けているかを気にするのは当たり前。風邪薬や、とくに喘息の薬は禁止薬物が配合されている事が多いので、スポーツ選手であれば必ず確認する。そして、CBD配合の製品にインフォームドチョイスプログラム認定を受けたものは存在しない。まさにCBDが配合されている事がその理由。
合法だから良いんだ。という考えはスポーツ選手として、ましてやこれから指導者を目指す人間としては、度が過ぎた馬鹿であると断言できてしまう。
アンチ・ドーピングの規約は犯罪抑止のために策定されているのではなく、公平性を維持するために策定されている。合法かどうかは策定基準と関係がない。
ガイドブックで注意喚起されている薬物を良いものであるとして広める行為には悪質性があると俺は思う。