2013/07/15(月)マーラよ去れ

楽器屋さんで、Headway を弾いてきた。Gibson J-50も。
お値段は中古な事を考えても、結構お安い。

Headwayのラウンドショルダーは2本あったんだけど、これがなかなかイイ。イイというか、最初に掴んだアコギが良くなかっただけな気がしてきた。
両方ともバランスが良い。音の芯がしっかりしている。無駄な、大外の部分の派手な胴鳴りを無理に出そうとしていない。片方はジャキジャキな感じ。もう片方は普通にキレイな音。
最初に手に入れたアコギがこれらなら、そこで満足していたかもしれない。

どーせシャカシャカしてるだけなんでしょ?って思ってたのに予想外に良かったので、なんだか贅沢したくなった。でも贅沢しようとすると今のギターとかぶる部分が出てくる、今のギターを超えないものは買ってもしょうがないし、今のギターを超えるものはさすがにポンポンとは買えない。良いギターだったので逆に上が見えて、そのせいで醒めてしまった。
あと、ナローネックだからって今より親指が使いやすいかというところで、さほどの演奏性の違いは感じられなかった。逆にネックが薄めなので馴染みにくそうだなって思った。

J-50も普通にいい音してた。
せっちゃんのJ-45って、こういっちゃなんだけど結構チープな音だと思ってたんだけど、ギター屋さんいわく、「”Gibsonっぽい音”って言われる音は、Gibsonの音じゃないですよ」らしい。シャキシャキしてて、強く弾いた時にトップが薄そうなバインッって響きがするあれはGibson本来の音ではない??
たしかに、J-50はそういう音じゃなく、キャラクタ勝負ってんじゃなく普通にいい音していた。ボディが軽いおかげでレスポンスが良い。おかげで右手が無意識にリキむ事もなさそうでとても良い。バランスもいいし、ボディが軽くても芯のある音が出るあたりもよい。いとをかし。
マーチンやコリングスみたいに重さがある音ではなく、軽快な音。芯がちゃんとあるので、いい意味で軽い音。

あと、世間の評価というものを肌で感じたのは、Furch S23-CMCTの下取り価格がMorris S-92IIIと全く違う。かなり良い値で引き取ってもらえるらしい。元値の半分どころか、元値の差以上に違う。まー、納得できてしまうのでしゃーない。

2013/07/11(木)私の中のマーラが!

ギターが欲しい気がしてきた。「気がしてきた」だけなのは、現在、メインのギターに不満は無いので。今までのように、ここがイヤだ!と、ある種切羽詰まって買い換えたい気持ちはない。

今のギターを買う時もそうだったんだけど、シャキシャキガシャガシャと弾くギターが一本欲しいなぁ、と。J-45とかいいね。でもJ-45は、「バランスや鳴りは置いて、ヌケとキレで選びましょう」というギター。それ、15万くらいならそれでいいけど、35万のギターをそうやって選ばないといけないのは納得いかないよね。

で、どうせシャキシャキとしたストロークと、低音を混ぜた時のだるーんとした響きが欲しいだけなら、安いギターでもいいよね、っていう気がして、K.Yairi とか、KEYの KTR シリーズとかが気になってる。KTR は安物っていう値段よりはちょっと高いけど、VGなので価格以上のモノなんじゃないかなっていう気がしてる。

2013/02/18(月)ニューギターのナット交換

ギターの3弦のナットが鳴くのが気になっていたので、買ったお店にメンテに出した。
前に行こう、と思った時には雪が降ったので先週の 2/10 に行ってきた。

診断結果は、「接着剤(パテ?)で埋めて削り直してあるので、摩擦で削れて滑りが悪くなっている」だそうです。で、
  • 応急処置として、削り直して均す。しばらくしたらまた症状は出てくる
  • ナット交換をする
の二択。
どうせ小指が折れていてろくすっぽ弾けないので、ナットを作りなおしてもらうことにした。
料金は、アフターサービスで無料(!)とのこと。おぉ、ありがたい。工賃だけじゃなく、材料費も無料。すげぇ。

工房も併設されているお店なので、そちらの腕前を見せてもらおうか。
何気に、小さいメーカーよりもOEMやリペアをやってる所の方が数をこなしてる分技術が高かったりするのでちょっと期待しています。

追記:
ちょっと上品さが減ったかも。その代わりパワーはある気がする。全体的に、特に3弦がポン付き気味か?

2013/02/02(土)そういえばギグバッグ

Reunion Blues のギグバッグを使っている。
ふと、これを買ったギター屋さんはいいお店だなぁ、と思い出した。

一時期、ハードケースを背負子にできるアタッチメントを使っていた。
でも、アタッチメントはストラップがずれたりするし、ブラブラしないようにストラップを短くすると、かなり高い位置で背負うことになってバランスが悪い。かといって低い位置で背負うと、ぶらぶらして疲れる。
なにより、ハードケースは重い。

で、探した。当時持っていたのがMorris S92-IIIと Furch S-23 CMCTだったが、ケースを2つ用意するのは費用的にもアレなので、まずはS92 を持ちだそう、と考えた。S92はGサイズ、S23はSJサイズ。
大抵のギターケースは、Dreadnaught か Orchestra Model のサイズしか用意されておらず、Gが入るかどうかわからん。
Furchを買った楽器やさんに、Reunion BluesかMonoの在庫確認を兼ねて電話してみた。在庫があるならギターを抱えて出かけるか、在庫にS92が残ってたら試して貰ってみよう、と。そしたら、なんかRBのケースについてモリダイラに問い合わせてくれた。RBのケースもMorrisもモリダイラが代理店なので、モリダイラもノウハウを持ってたらしい。
OMサイズのケースには収まらないが、Dサイズなら若干の隙間は開くが、ガタつく事なく収まる、と。
ほうほう、気を良くして、さらにダメ押しで聞いてみた。「そのケースって、Furch の S も入らないですか?」と。そこはFurchを取り揃えているので、試してみてくれた。ピッタリ収まる、と。残念ながらMonoには収まらん、とも。

ギターを持って行ってケース2個持って帰るか、一つは郵送する事になる覚悟をしていたが、完璧に答えを出してくれたおかげで手ぶらで安心して買いに行けた。素晴らしい。


散々サイズを調べた結果、今はもっぱらOMサイズのギターをこのDサイズのバッグに収めている訳だが...。

2012/08/08(水)さよならハルタデさん

揺れに揺れたハルタデさんへの想いを断ち切りました。

やっぱねー、イカンよ、"鳴ります!"と言って中低域を膨らませて他を蔑ろにするギターってのは、プレイヤーを舐め腐ってる。そのメーカーごとポイだ。
例えばテレキャス。高域のエッジばかりが注目されるけど、実はその影に隠れてちゃんと中域も出てる。だから長く愛される。これがホントにか細い音でエッジだけ立ってたらダメギター、歴史的な価値があるのみで使えないギターになってる。

新しいギターは あqswでfrtgyふじこlp。*1
これスゴイ。楽器屋さんに二本あったので弾き比べて、片方はソリッドな音、片方は倍音豊富な音。ソリッドな方は若干デッドポイントが目立つ。倍音豊かな方はデッドポイントはそこそこ。
最初はソリッドな方に惹かれたんだけど、日を改めて弾いてみたら、倍音豊かな個体の方が、音の太さもあっていいかな、と思えた。

で、倍音が出る方の個体をゲット。

音が重ーい。低音もガンガンに出る。ただし、すごく繊細なコなので、力ずくで弾くと汚い音しか出ない。強い音を出したければ、軽く、速く。基本の心得です。
ドンッと物凄い音が出る。
倍音が出るけど、音の芯の太さが半端ないので、ボヤけて邪魔、みたいな事が一切ない。図太い芯に倍音が絡んで非常に良い。

ネックは若干三角気味。弾きやすい。ナット幅は変わらないのに、がっつり握れる。Gのオープンコードも半ば握りっぱなしで弾ける。フォルヒは無意識のうちにクラシックフォームにならざるを得ないんだけど、こちらはがっつり握っていける。弾きやすい。

音が重いので、ストロークをするとついつい強く弾いてしまって疲れる。
コレは俺が悪いので直すしか無い。ギターじゃなく、俺が直して済むんならどんと来いだ。


今回のギター欲は、『気持よく掻き鳴らせるギターを10万円台で』というはずだったんだけど、いつの間にか予算も大幅にオーバーしたうえ、かき鳴らすギターじゃないな...。
まぁ、後悔はないからいいか...。

*1 : 身の丈に余り過ぎて言えない