2017/01/09(月)ナットその4 弦間

溝を掘る。

現行のナットの弦間。
現行の弦間.jpg

1弦側が端から 3.5mm強、6弦側が 3mm弱になっている。各弦の間は、なぜか不等。

新しいナットの弦間を、EtoEは現行に合わせて、各弦の間を均等に。
新弦間.jpg


寸法を決めたら、切る。切る。
完成.jpg


ギターにつけてみる。
ナットスロットにフィット.jpg

底と側面の角度はバッチリ。

ナット俯瞰.jpg

全景も、まあ、よかろ。


後は見た目の問題だ、君はナットの形をきれいに整えて磨いてもいいし、このまま使ってもよい。

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2017/01/07(土)ナットその3 成形

底が出来たので整形していく。

幅を大雑把にノコギリで切り出してからペーパーヤスリで調整。厚みも同じく。
厚みと幅済.jpg


ナットの手前と奥で幅が違うので、これも揃える。
前後の幅.jpg


幅と厚みが出来たら、高さを調整する。3mmくらい削るので、棒ヤスリでガリガリと。
ざっくり成形.jpg


空研ぎペーパーで高さをきれいに作ったら、ペーパーの番手を #400, #600, #1000, #2000 と上げながら磨いて仕上げる。
成形済.jpg


次は、溝切り。

2017/01/04(水)ナットの底面 その2 現物

出来上がった治具と現物のナットを合わせてみる。
ナット現物.jpg

良い具合だ。


ナット素材の状態.jpg

削るか、切るか。素材の厚みが 6.5mmなので、
6.5 * tan(15) = 1.7416697508022975920715987802118
びみょー。家にある工具で 1.7mm 切削できるかというと、出来たとしても切断面の仕上げまで考えたらヤスリで削る方が確実だ。

ポリネットシートである程度削った後で、治具と空研ぎペーパーで仕上げ。
底面成形.jpg

底の平面出しは、45mmの小さいサイズに切り出してから頑張るよりも60mmの大きなサイズのうちにやってしまう方が圧倒的に楽。

あとの作業は、サイズ合わせ、溝切り、細かい仕上げ。

2017/01/04(水)ナットの底面 その1治具

安物のギターの、ナットがいくらなんでも残念なので整形して味をしめた。
メインギターのナットに横方向に亀裂が入ってて気になるのでこちらも作ってみよう。

ヘッドに角度がついたギターは、ナットの底が 90°じゃないので困る。
ナットの底面を削るために、15°の角度がついたジグを作る。

ジグの素材として、東急ハンズで 14mm x 14mm の黒檀の棒を買ってきた。これを削る。

15°を角度を基準に作るのは大変なので三角関数を使って寸法を基準にして作る。
14 x tan(15°) = 3.7512886940357178906157512189178
片側を 3.75mm 削れば 15°の角度がつく。
15度.png

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2016/12/05(月)2016

というミュージシャンを発見して聴いている。
夜の本気ダンスは、ここ十何年ほどで出てきた、ディスコロックな人たち。アジカンみたいな。
カラスは真っ白は、ジャズとかの要素があって生楽器できゃりーぱみゅぱまqwせdrftghbな感じ。サーカス・ミラーとマーカス・ミラーが掛けてあるとか、誰に向けてるのかよくわからない。いい意味で。
ポルカドットスティングレイは、椎名林檎っぽい部分もあるけど普通の人でバンド指向。
  • ポルカドットスティングレイ
  • テレキャスター・ストライプ
  • 夜明けのオレンジ
と来て 黄昏サイキック ってどういうことだ!?と思ったけど別に楽器縛りってわけじゃなかった。


自分が聴いてきたジャンルと微妙に外れてたりするので何が琴線に触れたのかはよくわからない。
はっきりしているのは、みんなベースやキックが本物。
スネアやボーカルが生のまま。
周波数ヒストグラムが海苔とか蒲鉾とか言われるものじゃない。分析してないけど聴けばわかる。

という、現代に悲観して世を儚む気持ちになってしまうような理由が、マジで大きいと思う。