2009/09/21(月)歯茎から血が出ませんか

ギターを売ったお金で再びギターを買おう、という事で楽器屋さんで試奏してきた。目的は三角ネックはどんなもんなのか試すこと、と、実は今のギターの前は安物のいわゆる無難に売れることを目的にした ThinU ネックしか持った事がなかったので太丸ネックも試してみること。今のギターも安物ではないけど ThinU だし。

弾いてみたのはテレキャス三本。アンプはマーシャルとフェンダーで弾いてみた。
何で漫画のキャラクターモデルを選んだかっていうと、漫画は読んでないけどローズネック、塗装がさらさらのマットフィニッシュで好みだったから。

それぞれの感想:
TL55-TX
Texas Special ピックアップなので音が太いらしい。らしいというのは、コレを最初に弾いたんだけどどうやら今持ってるギターもハイパワーなピックアップが載っているので特に変わっているとは思わなかった。三角ネックは意外というか予想通りというか、とても・・・三角です。
三角ネックは握りこんだ時に確かに親指が5弦まで楽に届く。
クラシックグリップでも全然違和感はない。というか、あからさまに三角なのは 7f あたりまでなので単音フレーズには影響ないと思う。

TL55-US
こちらは US Vintage ピックアップで、いわゆるテレキャスターのピックアップ。確かに線が細い。トレブリーっていうよりは繊細?な感じというか、良くも悪くもフェンダーの 1弦2弦の細い頼りない音。低音弦がブリブリの太い音にならずいい感じ。
よくテレキャスは難しい、といわれるのはこのピックアップがピッキングのニュアンスをすごく拾うからなんだと思った。道理で何が難しいのか今までわかんなかったはずだ。

TL68-BECK
こちらも US Vintage ピックアップ。このギターはネックの形状、指板材や塗装以外の部分は TL55-US とほぼ同じスペック。同じスペックのはずなんだけど...やたらとトレブリー、ギャインギャイン。ピッキングにミスって強く引っ掛けたりしたら派手に目立ちそうで弾くのが怖い。
マーシャルでしか弾いてないんだけど、フェンダーでも多分そうだと思う。音のキャラクターが全く違った。
太丸ネックも握りこんで弾くのに困る事はない感じ。
ヘッド裏にBECKのロゴが入ってるのですごく人前に出しづらい。


太丸も三角も握りこみやすかった。三角の方が若干楽な程度。ネックグリップよりも指板のRが影響するのかもしれない。
今まで太いフレットしか触った事がないので細いフレットは違和感がある、まぁ慣れる。
で、Fender Japan も鳴るよ?本家に3倍も4倍も出すほどの違いがあるとは思えない。ちゃんと試奏して買えばいい。この値段で 1ピースボディなのでいい部材は使えてないだろうけど、組み込みとかはちゃんとしてると思う。

脚注:
製品紹介ではなく俺の主観なのと、あくまでも店頭に並んでいたギターを弾いただけなので個体差があります。BECK モデルもこのモデルの特徴ではなく個体差が激しい一本だったのかもしれません。