2011/02/28(月)弦
購入後、クレームを入れて工房に戻して、戻ってきた時にも新品の弦が張られていたので、今まで変える必要がなかった。
アコギにどうしても慣れられずにいて、ふと気がついたのがミディアムゲージの弦が硬いから弾きにくいんじゃないか?ということだったので換えてみた。
最初に張ってあったのは ghs のミディアムゲージ。ブロンズ。
新しく張ったのが エリクサーの poly web のライトゲージ。フォスファーブロンズ。
ライトゲージにするくらいで弦の硬さは丁度いい具合になるだろう、と思っていた。しかし、いざ張り替えて弾いてみるとこれがビックリするほど柔らかい。そして、音はそれ以上にパワーダウンした。
ゲージを下げたので当たり前なんだけど、胴鳴りがガクッと減った。
そして、胴鳴りが減った分実音が目立つうえにフォスファーは高音域が出るので、輪をかけてウルサイ。
ストロークならこれもアリかな、と思ったけど、いかんせんウルサすぎる。
どうやら、エリクサーは音質面において評判が悪いらしい。
さらに、フォスファーを選んだことも輪をかけてマズかったようだ。特にエリクサーのフォスファーが悪いということではなく、ブロンズの方が好みに合う音が出るっぽい。
人前で弾く場合は、低次倍音は短距離で減衰してしまい聴いている人まで届かないので、むしろ弾いている本人にはウルサイ音の方が聴いている人には自然に聴こえるらしいけど、人に聴かせないので低次倍音がたっぷり出てくれた方が俺が気持ちイイ。
★アコギ「弦」の情報交換スレ★その2 この辺を参考に、MARTIN M1100/LIGHT これを試してみようと思う。
アコギに慣れるのは、徐々に時間を掛けていきましょう。弦のテンション以外にも、ナット幅、ネックのスケールといった部分で色々違いがありすぎる。
エレキ | アコギ | |
---|---|---|
ナット幅 | 1 5/8inch (41.2mm) | 44.0mm |
ネックシェイプ | 59 roundback(1959頃のFenderにあった、厚めの形状) | 多分 wizard contour 相当? |
指板R | 10-16" Compound Radius(250~400Rの円錐形をしている) | 400R |
ネックスケール | 25-1/2(647mm) | 652mm |
これはうちのギター達がこうだという話で、ナット幅が 43mm で R400 というエレキギターは沢山あるし、ナット幅が 42mm で R250 のアコースティックギターもある。
2011/01/03(月)伝える力
症状は、G の音が詰まる、というもの。
最初は、
- 6弦3フレットのレスポンスが凄く遅い 16分音符一個分くらい遅い
- 4弦5フレットが詰まる
ふと、全部 G の音だな、と気づいて各ポジションの G を鳴らしてみると、どこの G も詰まる。工作精度が低いとか、作りに不具合があって鳴らない、っていうのは許されない価格のギターなので、これで得心がいった。固有振動数の影響か。
というわけで、買ったお店に電話して、メーカー修理に出してもらうことにした。
お店に持っていって
「デッドスポットがあって、どのポジションでも G の鳴りが悪いんです。特に、6弦3フレットと 4弦5フレットをよく使うので気になります」
「(4弦5フレットを鳴らし)あ~、なるほど音が詰まってる感じですね」
「いや、今はチューニング合ってないんで普通に鳴ると思いますよ?Gの音が詰まるんです」
「わかりました。(伝票に、"6,4 デッドスポット" と書き込む)」
「.oO(6弦、4弦に限った話じゃないし、それに、その書き方だと後になって読んだら意味わかんなくね? なんか、説明めんどくさいな)」
大丈夫か。
6弦4弦は例えとして出しだけで、5弦10フレも 3弦開放だって鳴らないんだぞ?
って思ったけど、突っ込まずじまい。
伝える力って、説明する力もそうだけど、相手の反応を汲む力とか、追加で噛み砕いた説明をする労力を払う気持ちとか、色々あるなぁ。
まー、この人のノリから察するに、この人にちゃんと伝える必要はないのかな、と。メーカーに送られたらモリダイラの人がちゃんとチェックしてくれるんだろ、という思いもあって黙ってた。
あれこれ根掘り葉掘り聞き出してくれるギター工房弦の対応に慣れて、こっちから伝えるっていう心構えがなくなってた。
ESPやリボレでの苦い体験を思い出せ、俺。
苦い体験を思い出したら、ちゃんと治って帰ってくるのか不安になってきた...。ダメ押しするくらい説明してくるべきだったかなぁ。