2011/07/31(日)MU.LABとかVSTとか

MU.LAB の製品版を買ってみた。

打ち込みをするわけではなく、ギターの音を残すのにMTR的な使い方が出来ればいいので数万円もするようなDAWは要らない。

操作性は独特だけど、難解ではない。ちょっと余計な手間だな、と思う点はいくつかある。
VSTをルーティングしたいとかいう話を見かけるけど、MU.LABの操作が独特なのはコレをやるためなので、そう考えると一番自然なUIを作れていると思う。VSTだけじゃなく全ての構成要素のin/outを全部個別に繋ぎ変えられる。
DAWの操作性なんて Music Studio と Sonar LE しか知らんけど。

MU.LABは複数のデバイスを扱うことは出来ず、PODx3は2in1outで一つしか出力がないので、ダイレクトモニタをPODから出すとマスターモニタが無い。
Rewireスレーブの時にも自前でIFを握れるDAWか、自前でIFを握れるVSTプラグインがあれば、PCのスピーカーをマスターモニタにできるな、と思って探してみた。
見つけたのがこれ。Voxengo Recorder。遅延は気になるけど、まぁヨシとする。

で、ちまちまとMixpro経由のギターのゲイン合わせ、マイクチャンネルのゲイン合わせをしているうちに夜になってしまったので、ギターを録ってみるのはまた後日。

入出力のゲインを調整した Session Modular Area を保存して終了。
アコギは弾きながらラインの音だけを聴く事が出来ないので、
  • Mixproを通した音
  • Mixpro使用時の設定でMixproを通さない音
  • Mixproを通さない状態で調整した音
この辺を録音して聴き比べてみる。

2011/07/31(日)L.R.Baggs Mixpro

Mixpro買いました。円高バンザイ。
Rare Earth Blend 付きの Furch S23-CMCT で調整。

色々調整できるけど、ゲインの調整はほぼ要らないっぽい。別メーカーのピックアップを組み合わせてる場合はピックアップの音量レベルが違うのかもしれないけど、最初からデュアルピックアップとして売られているものなので調整が必要なレベルの音量差はない。
マイクをフルにしてマグをちょっとだけ下げて終わり。
フェイズスイッチもデフォルト位置でOK。

周波数調整。
コンタクトピックアップやコンデンサマイクに周波数フィルターは必要っぽい。
グースネックの位置を直しつつ、フィルターを調整しつつ。最初からフィルターをいじるんじゃなく、まずはマイクの位置を調整する。Rare Earth Blend のマイクはホールを狙うんではなくトップ板を狙う想定の作り。とはいえ、トップ板を狙いすぎると音がボヤケる上に固いという事になる。壁に耳を当てて壁を叩いたような、マイクが近すぎる感じが出る。でもバックやサイドを多めにするとスカスカだったりパキパキだったりするので、トップとバックの真ん中ちょいトップ寄りに落ち着いた。
マイク調整の後で、ローパスフィルターや周波数フィルターで音合せ。
ローパスフィルターのスイッチは下向き(off)に。
ピーク位置を決めるボリュームは、低音がボヤけない程度に上げ、高音がパキパキしない程度に下げる。四時の方向くらい。
アタックを強調したい時に、トップ近目を狙ってフィルターで低音を削るのもありかもしれない。

大体そんな感じ。
これって、ギターごとに一台持つ事になるね。ゲインの調整は最悪ミックス量で誤魔化すとしても、フィルタの調整はギターとピックアップの組み合わせの特性に合わせてやらなきゃいけない。


Rare Earth Blend が音質以外の部分でイマイチ。
グースネックが弱い。根元を強めに曲げると、グースネックがトップの振動を散らし切れなくなってマイクが共振してしまうので、根元部分の2cmくらいは曲げない方がいい。なので、可動範囲は狭い。
マグネットの磁力が強いみたいだ。5弦開放で変なハーモニクスが鳴る。でもボールピースの調整はできない。
音そのものは良い。


ギターの鳴りが変わってしまうのでAnthem SLとかの方ががいいかもしれないし、マイク+マグよりコンタクト+アンダーサドルの方が扱いは楽かも。
組み合わせなので、両方が個々に自然な音じゃなくても補い合う感じでいいんじゃないかな。

2011/07/24(日)楽器とエネループ その4

まだ終わってない。
今回は9V電源をエネループから取る。

AS1322A 昇圧型DC-DCコンバータモジュール(3.3V/5V)
LM2735 昇圧型DC-DCコンバータモジュール(5V~最大24V)
を繋げて、エネループ2本から9Vを取り出す。

作ったのがこれ。
DCDC-converter.JPG

繋げてみたら、ノイズが乗る。なんでだろう...。

実際に L.R.Baggs の mixpro に繋いで負荷を掛けた状態で測定した電圧がこれ。
DCDC-converter.PNG

60mVの変動が100MHzで発生してるように見えるけど、オシロスコープの性能として10MHzまでしか計れないので本当に電圧が揺れているかは計測不能。恐らくオシロスコープの内部のノイズを拾ってる。
さらに大きな周期での変動は見当たらない。

比較対象として9Vの電池を測定してみたのがこれ。
6P-battery.PNG

50mVくらいの変動が100MHzで発生しているように見える。これも本当に揺れているかは計測不能。


DCDCコンバータ由来の電圧の揺れがあったとしても、手持ちのオシロスコープで計測できない程度の変動しかなく、ほとんど影響がないと考えていいと思う。
実際に聞こえているノイズはハムノイズではなくホワイトノイズだと思う。原因はむき出しの配線のどこかが電磁波を拾ってしまっている事なんじゃなかろうか。


ちなみに現物の9V電池はパナソニックアルカリのデータ。これが実測で8Vしか出てないので、ニッケル水素の6P電池の電圧が8.4Vだからって何の問題もない。
Battery pageを見ると、アルカリやマンガン電池は6V位まで下がるので、8.4Vで踏ん張ってくれるニッケル水素電池の方がむしろ優秀。
じゃぁニッケル水素電池でいいじゃん。

2011/07/14(木)Rare Earth Blend のハンダ付けとメモ

RareEarthBlendの配線をハンダ付けした。
コードの長い分を切って、ちょうどボディサイドを這ってエンドピンに届く長さにした。

ついでにステレオ配線にしたんで、扱うのに工夫が必要。
ステレオ配線のジャックにモノラルプラグを挿すと、マイク側の音が歪んだりノイズが乗ったりする。

取説をみると、
If you wish to go back to a mono output for a stereo wired Rare Earth Blend, you may do so without removing and rewiring the endpin jack. Instead,make a special adapter with a mono male plug at one end and a female stereo jack at the other. Leave the Ring terminal of the female stereo jack open.
Plug the stereo cord from the Rare Earth Blend into this adapter.
と、オスのモノプラグとメスのステレオジャックを持って、リングの配線をオープンにしたジャックを使え、とある。

ステレオ/モノラル切り替えについては、要するにRingをGND(オーディオケーブルだとShieldっつうんですか)に落とさなきゃいい、って事なのでやりようはいくらでもある。単にステレオかどうかに関わらずTRSケーブルを使っておけば大抵はOKって考えもアリ。
モノラルケーブルのRingに相当する位置に絶縁テープを巻くとか。
The Blend model can be modified so the microphone signal is added to the ring output. Instructions for this modification are available from Service & Support at www.fishman.com.
Once the Rare Earth Blend is wired for stereo, the thumb-wheel will not affect the level of the microphone at the ring output, but it will continue to mix mic and pickup at the tip output. Move the thumb-wheel toward the treble side for all pickup to the tip.
For stereo operaton, use a TRS cable or a stereo “Y” cable. If you plug in a mono cable, you may hear distortion from the mic.
ステレオ出力にした場合も、右チャンネルがマイクで左チャンネルがピックアップになるわけじゃなく、左チャンネルは今まで通りで右チャンネルにマイクの出力が出るという状態になる。
ボリュームを弄れば左チャンネルにマイクの音をミックスできるので、ステレオYケーブルで繋いで左チャンネルだけを使えば、モノラルの時と同じように使えるって事になる。ステレオの時はピックアップ:マイク=10:0にしておく事になる。

2011/07/04(月)オカルトグッズ

気になるオカルトグッズ。
  • B-Air Swing Chip
    • 貼った部分の振動の特性を変えて音質を変えるらしい
    • モノの割には高いけど、試してみるのも構わない程度の値段(¥1,500)
    • ここは他にもオカルトグッズを多数扱っている
  • ToneRite
    • ギターに振動を与え続ける事で、弾き込んだような効果を与えるアイテム
    • 微妙に効果が出そうな気がする
    • ネタで試すには高価過ぎる(¥18,900)
  • o-port
    • サウンドホールに拡声器みたいな形のパーツを内向きに付ける事で胴鳴りを変える
    • 良し悪しは別にして、大幅に何かが変わる事は容易に想像が付く
    • レビューや周波数特性のグラフを見ると良くなっているようだ
    • ちょっと試してみてもいいかなっていう値段(¥2,000~¥2,500)
o-portが秋葉原リボレで捨て値(¥1,580)で売られていたので買ってみた。

続きを読む